現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年10月31日のデイリーキーワードランキング
1 | 縦向きに硬貨差し込む涼しさよ |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
4 | 星空へ店より林檎あふれをり |
5 | 虎の尾の長さを測る一歩二歩 |
6 | ものの種にぎればいのちひしめける |
7 | 梵鐘の一打に揺らぐ花魁草 |
8 | せきをしてもひとり |
9 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
10 | 木瓜咲くや漱石拙を守るべく |
11 | 転びたることにはじまる雪の道 |
12 | 鳳仙花いつも何かに怯えおり |
13 | 酒も少しは飲む父なるぞ秋の夜は |
14 | 竹馬やいろはにほへとちりぢりに |
15 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
16 | 貝殻の箸置二つ小鳥来る |
17 | 鰯雲この一族の大移動 |
18 | あたたかい障りの長女柿簾 |
19 | 分け入つても分け入つても青い山 |
20 | 秋日差螺旋階段下りて句座 |
21 | 着飾って貧しさを言う一葉忌 |
22 | かたくりの群落守る山の蛇 |
23 | かひつぶり桃源郷を見たと云ふ |
24 | 秋麗の柩に凭れ眠りけり |
25 | 秋澄むや耳付きの花器は火襷 |
26 | 空を歩む朗々と月ひとり |
27 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
28 | 若鮎の二手になりて上りけり |
29 | 冬籠座右に猫の侍へる |
30 | 烏賊舟の数珠火かき消す秋驟雨 |
31 | 雪踏んで雪より低く寝まりけり |
32 | 野火の炎に秘めし火種を投げ入るる |
33 | 老斑の輝いてあり里神楽 |
34 | 窓明り石の着こなす石蕗の花 |
35 | 行く秋の見知らぬ喪服同士かな |
36 | 御本尊阿弥陀露座仏花あかり |
37 | 燦々と台風一過カレー煮よ |
38 | 彼岸会の車箪笥の環鳴らす |
39 | 山深み幽禽鳴いて水涸るる |
40 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
41 | 鴨を煮て素顔の口に運ぶなり |
42 | 其中に金鈴をふる虫一つ |
43 | 人さすらい鵲の巣に鳩ら眠る |
44 | 闇汁の杓子を逃げしものや何 |
45 | 葉桜の旅を充して浪がしら |
46 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
47 | 剥きたての畏まりたる柿簾 |
48 | おそるべき君等の乳房夏来る |
49 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
50 | 立春の鳶しばし在り殿づくり |
2024年4月27日 07時43分更新(随時更新中)