現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年4月25日のデイリーキーワードランキング
1 | 人間は管より成れる日短 |
2 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
3 | あたたかくたんぽぽの花茎の上 |
4 | しらしらと湖畔の窓の明易し |
5 | ぼろ市や空一枚を使ひけり |
6 | 空をゆく一かたまりの花吹雪 |
7 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
8 | かげろふや丘に群がる兵の霊 |
9 | 秋鯖や上司罵るために酔ふ |
10 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
11 | 月明にあそび寒林の細りゆく |
12 | 退院や虹立つ空より鳥語降る |
13 | みんな夢雪割草が咲いたのね |
14 | 極楽の余り風欲し油照り |
15 | 窓あけて見ゆる限りの春惜む |
16 | 子らが取る恋の歌留多の増えにけり |
17 | 見覚えの鴉大声花の昼 |
18 | 広場に裂けた木 塩のまわりに塩軋み |
19 | 鳥帰るいづこの空もさびしからむに |
20 | 咲き満ちてなほ咲く桜押し合へる |
21 | 一日の奧に日の差す黒揚羽 |
22 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
23 | ちるさくら海あをければ海へちる |
24 | もみぢせぬものなかりけり普賢嶽 |
25 | マンモスの牙にさわりて梅雨寒し |
26 | 百代の過客は月日年行けり |
27 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
28 | 立春大吉たとへば厚焼玉子かな |
29 | 雪嶺のひとたび暮れて顕はるる |
30 | 悪女たらむ氷ことごとく割り歩む |
31 | 今生の今日を狂いて蟬時雨 |
32 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
33 | 鶴と鶴の骨格うすべにいろの雲 |
34 | 八郎潟に白魚すすりし三鬼亡し |
35 | 天山の夕空も見ず鷹老いぬ |
36 | 目借時鍛冶屋の槌のあそび打ち |
37 | ここよりは紅葉のおほき仁田の茶屋 |
38 | 蝶の羽化意味がことばを脱ぐような |
39 | 新緑の中へ中へと深呼吸 |
40 | 神棚の暗いところの残暑かな |
41 | 好物はパンの耳なり一葉忌 |
42 | 軍艦が沈んだ海の 老いたる鷗 |
43 | 水入れて壺に音する秋の暮 |
44 | 水鳥の夢宙にある月明り |
45 | 酔ひ諍ひ森閑戻る天の川 |
46 | 秋の婚皇后吾娘を抱きしむる |
47 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
48 | 花杏受胎告知の翅音びび |
49 | 汗の子よ泣け何にでもなれるから |
50 | 天地の間にほろと時雨かな |
2024年9月21日 06時38分更新(随時更新中)