現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年6月22日のデイリーキーワードランキング
1 | 鱚釣りや青垣なせる陸の山 |
2 | ざうざうと竹は夜を鳴る春山家 |
3 | 凧墜ちて凧の吐いたるごとく糸 |
4 | 昼寝覚発止といのち裏返る |
5 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
6 | ハンカチや好きも嫌ひも女偏 |
7 | 還暦のひとに涼しき青畳 |
8 | 螢の夜老い放題に老いんとする |
9 | 健啖のせつなき子規の忌なりけり |
10 | 我が影の朧の部分見ておりぬ |
11 | 苺ジャム男子はこれを食ふ可らず |
12 | こほろぎに寄りて流るる厨水 |
13 | 然らば反逆夜の噴煙を銀河へ継ぎ |
14 | 炎天を一気にはずすネックレス |
15 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
16 | 木耳のらんるのなかを吃りけり |
17 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
18 | 曲らねばならぬしたたか雪解川 |
19 | 夜間飛行を眼にとめてうすくなる寝嵩 |
20 | 丸腰の兜太が行くぞ福寿草 |
21 | ふすまなめらかにあき物言い青墓町 |
22 | 倒れたる案山子の顔の上に天 |
23 | 足裏見せ春の天女は生まれけり |
24 | アオザイの歩めば天女めく素足 |
25 | 藍甕の藍はしづもり梅雨の底 |
26 | ちるさくら海あをければ海へちる |
27 | 高階に素足を拭ふ夏は来ぬ |
28 | 春浅き麒麟の空の飛行雲 |
29 | この道しかない春の雪ふる |
30 | ひらひらと波と他人と動けば歌 |
31 | 高々と蝶こゆる谷の深さかな |
32 | 蝶ひとつ 人馬は消えて しまひけり |
33 | 子の皿に塩ふる音もみどりの夜 |
34 | 金魚玉明日は歴史の試験かな |
35 | もう誰もいないラムネの玉鳴ッて |
36 | 七十路や新しき事弥生道 |
37 | 手垢まみれの倉庫の四壁老いた海 |
38 | 馬酔木より低き門なり浄瑠璃寺 |
39 | 松籟や百日の夏来りけり |
40 | 遠富士へ萍流れはじめけり |
41 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
42 | 誰がために生くる月日ぞ鉦叩 |
43 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
44 | 秋の風むかしは虚空声ありき |
45 | 秋の暮水のやうなる酒二合 |
46 | いちじゆくやプラットホームも夢の端 |
47 | てんとうむしだまし大きな錠かかり |
48 | 昼蛙どの畦のどこ曲ろうか |
49 | うたかたの夢の名残や春の雪 |
50 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
2025年8月29日 04時33分更新(随時更新中)