現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年12月3日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
3 | 木がらしや東京の日のありどころ |
4 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
5 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
6 | 犬の舌枯野に垂れて真赤なり |
7 | 犬交る街へ向けたり眼の模型 |
8 | 獅子舞は入日の富士に手をかざす |
9 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
10 | 春の夕靄立つ二つの橋を二つ渡った |
11 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
12 | 一日もの云はず蝶の影さす |
13 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
14 | 降る雪が父子に言を齎らしぬ |
15 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
16 | 昔男ありけりわれ等都鳥 |
17 | 杉山のはぐれ桜の情死かな |
18 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
19 | 短日や置きし眼鏡に日が当る |
20 | 寒い月 ああ貌がない 貌がない |
21 | つりしのぶははの微笑を憶ひをり |
22 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
23 | あなたなる夜雨の葛のあなたかな |
24 | でで虫が桑で吹かるる秋の風 |
25 | 冷まじや身のうちの鈴鳴り続け |
26 | こんなよい月を一人で見て寝る |
27 | 一匙のアイスクリームや蘇る |
28 | 水尾ひいて離るる一つ浮寝鳥 |
29 | 磔像の全身春の光あり |
30 | 初冬の竹緑なり詩仙堂 |
31 | 無人島の天子とならば涼しかろ |
32 | 草二本だけ生えてゐる時間 |
33 | 雲の上に立山すわる春日かな |
34 | 寒波急日本は細くなりしまま |
35 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
36 | 吉良常と名づけし鶏は孤独らし |
37 | 麺棒を吊して秋を如何にせん |
38 | あんずあまさうなひとはねむさうな |
39 | すばらしい乳房だ蚊が居る |
40 | 仏性は白き桔梗にこそあらめ |
41 | 朴若葉子規の無念の畳かな |
42 | 小夜時雨上野を虚子の来つつあらん |
43 | 粥は吹くもの裸木は水のむこうに |
44 | 恋ふたつ レモンはうまく切れません |
45 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
46 | 病む師走わが道或はあやまつや |
47 | のぞきからくり泡だちやまぬ夜の廃液 |
48 | 対のものいつしか欠くるひめ始め |
49 | 思はずもヒヨコ生れぬ冬薔薇 |
50 | 逢うために母は銀河の駅に佇つ |
2024年9月25日 03時49分更新(随時更新中)