現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年9月24日のデイリーキーワードランキング
1 | いなびかり北よりすれば北を見る |
2 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
3 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
4 | 生れたての蜻蛉総身水こだま |
5 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
6 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
7 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
8 | 農夫屈背三日月の背に金濃ゆし |
9 | 海に出て木枯帰るところなし |
10 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
11 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
12 | しんとして牡丹崩るる夜中哉 |
13 | 来賓を畚に乗せて運動会 |
14 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
15 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
16 | 苗代の水を平らにして眠る |
17 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
18 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
19 | 内心は修羅の巷や猫じやらし |
20 | 重ね着の中に女のはだかあり |
21 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
22 | 入れものが無い両手で受ける |
23 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
24 | 十五夜とむかふわたしといふひとり |
25 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
26 | 大太鼓打ち終えし息秋はじめ |
27 | 草木より人翻る雁渡し |
28 | 子規庵に鶏頭探すないしょです |
29 | 菫程な小さき人に生れたし |
30 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
31 | をととひのへちまの水も取らざりき |
32 | たてよこに富士伸びてゐる夏野かな |
33 | それとなく御飯出てくる秋彼岸 |
34 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
35 | 咳をしても一人 |
36 | 牛乳の立飲み一気放哉忌 |
37 | 秋袷遊びごころはまだ少し |
38 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
39 | 天高し色即是空の空の空 |
40 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
41 | つり鐘の蔕のところが渋かりき |
42 | 磔像の全身春の光あり |
43 | 座について庭の万両憑きにけり |
44 | 蛇消えて唐招提寺裏秋暗し |
45 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
46 | 鬼やんまぶつかってゆく光堂 |
47 | 雪残る頂き一つ国境 |
48 | 子らの吹く露月山廬のひよんの笛 |
49 | 芋の露連山影を正しうす |
50 | 探梅やみささぎどころたもとほり |
2024年9月24日 20時21分更新(随時更新中)