現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年12月22日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | ここもまただれかの故郷氷水 |
3 | 山国の虚空日わたる冬至かな |
4 | 蕪村忌や蕪村を知れる人や誰 |
5 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
6 | 冬日燦津軽の色に戦慄す |
7 | 草の花褒める言葉をさがしおり |
8 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
9 | 海に出て木枯帰るところなし |
10 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
11 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
12 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
13 | ぬるるもの冬田に無かり雨きたる |
14 | ものの種にぎればいのちひしめける |
15 | 一本のマツチをすれば湖は霧 |
16 | 年暮るる胸に手をおきねむらんか |
17 | 一行の添え書に見る年賀状 |
18 | 貝寄風に乗りて帰郷の船迅し |
19 | 残る雪月黄なる夜を失せにけり |
20 | 老境の静謐といふ梅日和 |
21 | 大寒の銀行を出て笑いけり |
22 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
23 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
24 | あの朝が死ぬ朝だった鉄線花 |
25 | 蒲鉾の並ぶ老舗の梅早し |
26 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
27 | ようやくに決まる振袖桃の花 |
28 | 子規逝くや十七日の月明に |
29 | 萍の中を進みて白枕 |
30 | 凩や海に夕日を吹き落す |
31 | 福袋思はぬ重さ持ち歩く |
32 | 渚まで冬木の影や晴れにけり |
33 | 蝶墜ちて大音響の結氷期 |
34 | これやこの冬三日月の鋭きひかり |
35 | 初暦知らぬ月日は美しく |
36 | 花満ちて青一点も零さざる |
37 | 凍空を端から開く朝鏡 |
38 | 半島を私する満月 独り |
39 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
40 | 気がつけば友達以上竹夫人 |
41 | 吹きおこる秋風鶴をあゆましむ |
42 | たとふれば独楽のはじける如くなり |
43 | 凍鶴の啼かむと喉をころろころろ |
44 | 挨拶のつまりし言葉咳で継ぐ |
45 | 直青の野に疾き翳を逝かしむる |
46 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
47 | かげろふの中へ婚の荷運ばるる |
48 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
49 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
50 | ニコライの鐘の愉しき落葉かな |
2025年8月28日 22時46分更新(随時更新中)