現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年2月4日のデイリーキーワードランキング
1 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
2 | さざ波は立春の譜をひろげたり |
3 | 嵯峨野路の竹さわさわと春立ちぬ |
4 | 大空に伸び傾ける冬木かな |
5 | 豆まきの豆もてあます齢かな |
6 | よろこびはかなしみに似し冬牡丹 |
7 | この道しかない春の雪ふる |
8 | せきをしてもひとり |
9 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
10 | 初午やはたと閉ざせし鮮魚店 |
11 | 白梅のあと紅梅の深空あり |
12 | 赤ちゃんに心うまれる神無月 |
13 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
14 | 立春大吉たとへば厚焼玉子かな |
15 | 初午や物音ひびく部屋の壁 |
16 | 遠方に富士くっきりと恵方道 |
17 | 菜の花といふ平凡を愛しけり |
18 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
19 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
20 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
21 | 秋晴や火口を落ちる砂の音 |
22 | 佐保姫のハミングをするときは風 |
23 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
24 | 絵手紙をはみ出している猫柳 |
25 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
26 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
27 | 寒晴やあはれ舞妓の背の高き |
28 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
29 | 元日は大吹雪とや潔し |
30 | 海に出て木枯帰るところなし |
31 | さくらさくら空に別れを惜しむなり |
32 | 少年や六十年後の春の如し |
33 | 長生きの象を洗ひぬ天の川 |
34 | 花筵九十年の土ふまず |
35 | 炎昼へぷっと吹き出す含み釘 |
36 | 送りたる虫よ隣の村閑かぞ |
37 | 豆撒きの豆の一粒サハリンへ |
38 | 朝焼けの時刻表から上高地 |
39 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
40 | あえかなる薔薇撰りをれば春の雷 |
41 | 叱られて目をつぶる猫春隣 |
42 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
43 | 闇中に山ぞ峙つ鵜川かな |
44 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
45 | 痩馬のあはれ機嫌や秋高し |
46 | 満天の星に旅ゆくマストあり |
47 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
48 | 人間のまなこに出逢う雛の市 |
49 | 紅梅の紅の通へる幹ならん |
50 | 緊張の糸が解れて春炬燵 |
2024年4月27日 21時39分更新(随時更新中)