現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年3月21日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
3 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
4 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
5 | 籐椅子や家に孤島のあるごとし |
6 | 天辺へ紅を一刷毛合歓の花 |
7 | 闇深し子を看る夜の寒さかな |
8 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
9 | さくら咲く氷のひかり引き継ぎて |
10 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
11 | 蓮如忌や臍のまはりをふくらます |
12 | 仏足石に日矢の切つ先花の冷 |
13 | 菜種梅雨 薄日に遊ぶ硝子玉 |
14 | 夏木立天空ささえゆるがざり |
15 | 春一番妻の一言逆らわず |
16 | 物蔭に砂山の如桜あり |
17 | 死なうかと囁かれしは蛍の夜 |
18 | 卵割るように銀河を渡りけり |
19 | 夕長し仏頂面の印度象 |
20 | 鷹鳩と化すコーヒーの紙コップ |
21 | 梅雨明けや樋を雀の駆くる音 |
22 | かあちゃんよ今はどのへん春彼岸 |
23 | 山鳩よみればまはりに雪がふる |
24 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
25 | 朝寝せり孟浩然を始祖として |
26 | ほうほうと山鳩啼くや二番藍 |
27 | 七月の青嶺まぢかく熔鑛炉 |
28 | かたかごの花や越後にひとり客 |
29 | 春の猫薄刃のような水を飲む |
30 | 剪定の枝のとび散る通学路 |
31 | 結び目のすんなり解けし花菜風 |
32 | 悪なれば色悪よけれ老の春 |
33 | 夏草に這上がりたる捨蚕かな |
34 | 鈴に入る玉こそよけれ春のくれ |
35 | 白桃の中や夜明けの始発駅 |
36 | 校門を出て無口なる卒業子 |
37 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
38 | 筍や雨粒ひとつふたつ百 |
39 | 剪定をじっと見ている尉鶲 |
40 | 等圧線混みし天気図寒卵 |
41 | かげろへる中にゐるから山頭火 |
42 | 二月風少年大食して泊る |
43 | 夕桜あの家この家に琴鳴りて |
44 | 佐保姫のハミングをするときは風 |
45 | 美しきものに火種と蝶の息 |
46 | 腰かけて霧の晴れ間を待ちにけり |
47 | 日盛りに蝶のふれ合ふ音すなり |
48 | 幽すいにたらふくなつてかげろへる |
49 | 霧深し一輛電車始発駅 |
50 | 雪催ふ琴になる木となれぬ木と |
2024年9月22日 20時31分更新(随時更新中)