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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2008年9月20日のデイリーキーワードランキング

1

月の山大国主命かな
2

地の涯に倖せありと来しが雪
3

とうめいな死を道連れに夏遍路
4

おそるべき君等の乳房夏来る
5

おにはにはにはにはとりがゐるはるは
6

何となく寒いと我は思ふのみ
7

早乙女の股間もみどり透きとほる
8

早苗饗のいちにち湯野の湯の熱き
9

生きて仰ぐ空の高さよ赤蜻蛉
10

藥臭のしむ身を螢火に遠く
11

いきいきと三月生る雲の奧
12

一としきり称名瀧は雲間かな
13

初夢のなかをどんなに走つたやら
14

地獄にも瓔珞躑躅咲きにけり
15

地続きに人梅桜やや飢え
16

夏の海水兵ひとり紛失す
17

姉の身に地割れ及びて水仙花
18

手を挙げ会う雲美しき津軽の友
19

教会の冷たき椅子を拭く仕事
20

日常や椿一輪が重たし
21

水温むうしろに人のゐるごとし
22

老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも
23

親子笑えり一心に切る紙キリスト
24

青蛙おのれもペンキぬりたてか
25

鴨を煮て素顔の口に運ぶなり
26

鴬や洞然として昼霞
27

あきらかに鴨の群あり山峡漂泊
28

あけびの実軽しつぶてとして重し
29

あけぼのや泰山木は蝋の花
30

あこがれの小さくなりしうまごやし
31

あごひげに鼠を湧かせ濡れ遊ぶ
32

あさあさと日の漣や蝌蚪の水
33

あざけりを浴びるごと昼冴返る
34

あたたかき雪がふるふる兎の目
35

あぢさゐの毬より侏儒よ駆けて出よ
36

あてもなき夏帯買つてしまひけり
37

あなうらのひややけき日の夜の野分
38

あはあはと吹けば片寄る葛湯かな
39

うぐいすの匂うがごときのどぼとけ
40

うぐひすや掌にあるものを影といふ
41

うすぐもり都のすみれ咲きにけり
42

うすらひにだれ漕ぎだして行つたやら
43

うたたねの泪大事に茄子の花
44

うちの蝶としてとんでいるしばらく
45

うつくしや扇づくりの苗代田
46

うつし世に浄土の椿咲くすがた
47

うつせみの大方風の百木中
48

うつぶせにねるくせつきし晝寐かな
49

うつむきてゆきもどる日々雲雀鳴く
50

うまや路や松のはろかに狂ひ凧


2024年4月26日 21時35分更新(随時更新中)
 

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