現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年7月22日のデイリーキーワードランキング
1 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
2 | 蝉時雨子は擔送車に追ひつけず |
3 | 月花のあそびを描く屏風かな |
4 | いなびかり北よりすれば北を見る |
5 | 蝉時雨子は担送車に追ひつけず |
6 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
7 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
8 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
9 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
10 | ひまわりも瞼閉じたい時がある |
11 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
12 | 海開き中町通り縦に晴れ |
13 | 堂裏に秘密の基地や夏休み |
14 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
15 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
16 | 時雨光生きて湧きつぐ藍の華 |
17 | 針のめど一度に通り涼しかり |
18 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
19 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
20 | 『兜太が、』と折々語らるる菫かな |
21 | 衣被飯田蝶子を知っている |
22 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
23 | 汗滂沱ふり払って杭打ってきた |
24 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
25 | ざりがにのあとずさりする大暑かな |
26 | 氷水みつめ赤子の怜悧さよ |
27 | 白樺のまれにはななめ秋晴るる |
28 | 夾竹桃がまだ咲いている不穏 |
29 | 紙風船つけば太古の音のせり |
30 | ここもまただれかの故郷氷水 |
31 | あさがおの大輪今日も励めと言う |
32 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
33 | 睡蓮のほとり明るしこぬか雨 |
34 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
35 | ななかまど白馬の霧に色づけり |
36 | やどかりが夕日の落ちる音を聞く |
37 | 天平のをとめぞ立てる雛かな |
38 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
39 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
40 | 羅や女子大卒の若女将 |
41 | あえかなる薔薇撰りをれば春の雷 |
42 | どうしようもないわたしが歩いてゐる |
43 | 優曇華や砂となる村摩尼車 |
44 | 海神 の彫琢の作栄螺置く |
45 | 夜涼みや白き二の腕白き脛 |
46 | 竜天に登り近江に卵一つ |
47 | 小鳥来る運勢欄を見てをれば |
48 | 蜻蛉生る池塘の水の昏きより |
49 | 結界の石はこゑなし霜の花 |
50 | 千里より一里が遠き春の闇 |
2024年4月23日 19時18分更新(随時更新中)