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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2018年8月2日のデイリーキーワードランキング

1

海くれて鴨のこゑほのかに白し
2

栗食むや若く哀しき背を曲げて
3

アイスコーヒー来てミーティング中断す
4

墓洗ひ真正面から老いてゆく
5

有る程の菊抛げ入れよ棺の中
6

新生児並びて眠る夜寒かな
7

法螺吹いてたんぽぽの絮ふくらます
8

薪をわるいもうと一人冬籠
9

葛城の山懐に寝釈迦かな
10

鰯雲人生長しとも思ふ
11

生涯にかかる良夜の幾度か
12

霜の夜の鉛筆匂うまで削る
13

ゆうやけこやけだれもかからぬ草の罠
14

金剛の露ひとつぶや石の上
15

早乙女に昼の鐘鳴る道成寺
16

渦潮に木偶の頭の沈みゆく
17

ぽっくりの音が好きです路地の冬
18

菜の花といふ平凡を愛しけり
19

かたばみを拔いて苛めつ子の気分
20

屠蘇散や夫は他人なので好き
21

八月や六日九日十五日
22

戦争がまだ墜ちてくる沖縄忌
23

今日も暮るる吹雪の底の大日輪
24

すぐそこに来てゐる春や春を待つ
25

人仰ぐ我家の椿仰ぎけり
26

別れたる辻よ彼の日の法師蟬
27

鳥一羽抱いて芽吹の木となれり
28

しんしんと肺碧きまで海の旅
29

匙なめて童たのしも夏氷
30

天牛やまもなく霧の時代来る
31

啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々
32

万緑の中や吾子の歯生え初むる
33

菜の花がしあはせさうに黄色して
34

しらしらと湖畔の窓の明易し
35

春の夜 三日月笑っているような
36

何求めて冬帽行くや切通し
37

せきをしてもひとり
38

山のみみずとじたばたする情かな
39

夕顔に遅れて灯る山家かな
40

花の夜は銀の鱗をもて逢はむ
41

よしきりやよしふく風にまぎれざる
42

物干に火星をみつめ夜寒かな
43

女坂選んでも急 梅香る
44

うつし世の端行きどまる曼珠沙華
45

残雪やごうごうと吹く松の風
46

ときめきをたかぶらせてる桜の芽
47

影に追いつけぬよ日傘白すぎて
48

にんげんが好きで向日葵よく笑う
49

水の輪が重なり合って温みだす
50

朧なり働きづめの進化論


2024年9月19日 16時11分更新(随時更新中)
 

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