現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年2月17日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 入れものが無い両手で受ける |
3 | 花菜風 着信音はボレロです |
4 | 肉体は死してびつしり書庫に夏 |
5 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
6 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
7 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
10 | 木枯やこのごろ多き阿世の徒 |
11 | かもめ来よ天金の書をひらくたび |
12 | 仕る手に笛もなし古雛 |
13 | しぐるるや死なないでゐる |
14 | 坂口安吾とは霜月の蝶番 |
15 | 邂逅の人の影置く涅槃雪 |
16 | 鎌倉を驚かしたる余寒あり |
17 | 剪定をじっと見ている尉鶲 |
18 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
19 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
20 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
21 | 海に出て木枯帰るところなし |
22 | 河鹿笛谷川の風抜ける宿 |
23 | 一葉忌一人で入るレストラン |
24 | 麦車馬に遅れて動き出づ |
25 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
26 | 闇を撞き韻く鐘の音去年今年 |
27 | せせらぎの音のしてゐる猫柳 |
28 | 文面に青き淵あり春の雪 |
29 | 芒原いわさきちひろの絵に似た子 |
30 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
31 | 眼鏡拭く春満月の駅に降り |
32 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
33 | 今年こそ恐れず怯まず捉われず |
34 | 再会のちよつと嬉しき夏はじめ |
35 | 春蘭の花とりすつる雲の中 |
36 | 病室にもののけ花の鉢を置く |
37 | 比良ばかり雪をのせたり初諸子 |
38 | 一切の音遠ざけて雉子の声 |
39 | 小春日や緑に物縫ふ垣隣 |
40 | 古暦水はくらきを流れけり |
41 | ときどきは鱗を見せて虎が雨 |
42 | 百選の水に育ちし水菜かな |
43 | 早春の海鳴りそこに安吾の碑 |
44 | 麦秋の中なるが悲し聖廃虚 |
45 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
46 | 剪定の枝のとび散る通学路 |
47 | 声の大きな老人ふたり梅便り |
48 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
49 | 寒木瓜の刺の鋭き女坂 |
50 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
2024年3月30日 00時54分更新(随時更新中)