現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年12月13日のデイリーキーワードランキング
1 | しぐるるや死なないでゐる |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 福引やティッシュ一つの福来たる |
4 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | 雪眼鏡そびらに過去を流しつつ |
7 | いなびかり北よりすれば北を見る |
8 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
9 | 愛されず冬の駱駝を見て帰る |
10 | 行く方にまた満山の桜かな |
11 | 船室の鏡冬潮時々耀る |
12 | 初暦知らぬ月日は美しく |
13 | 常に高みを行く秋風の色の旒 |
14 | 白菜のみな尻向けて積まれたる |
15 | 葉桜の靖国神社風騒ぐ |
16 | むかご飯握ってくれし姉逝きぬ |
17 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
18 | 木の実入れるまでポケツトに風騒ぐ |
19 | 白侘助さがしもの透き通りをり |
20 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
21 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
22 | 呟きは言葉となれり師走風 |
23 | 射抜かれし的の杉板秋陽差す |
24 | 沈黙に飽きてため息寒蜆 |
25 | 還暦をすぎ春風のよく見える |
26 | 勾玉の里や双手に寒蜆 |
27 | 秋空へキリンの首の孤独かな |
28 | 億年のなかの今生実南天 |
29 | たとふれば独楽のはじける如くなり |
30 | 着ぶくれて浮世の義理に出かけけり |
31 | 元旦や暗き空より風が吹く |
32 | 咳に覚む夢好色にして恙なし |
33 | ネヴァ川の左岸白夜の冬宮は |
34 | 寒餅やむらさきふくむ豆のつや |
35 | 吹越に大きな耳の兎かな |
36 | 冬波の百千万の皆起伏 |
37 | 庭いじり冬眠の虫揺り起こす |
38 | 草山に馬放ちけり秋の空 |
39 | 伯林や風見鶏と申し侍るなり |
40 | 雨上がり割烹着の母がいるような |
41 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
42 | 凩や海に夕日を吹き落す |
43 | この道しかない春の雪ふる |
44 | 先生の銭かぞへゐる霜夜かな |
45 | これやこの藷雑炊に一礼す |
46 | 藤の花長うして雨ふらんとす |
47 | 蔦枯れて十字架の十現れる |
48 | 生涯にかかる良夜の幾度か |
49 | 春や昔十五万石の城下哉 |
50 | 寒風に母性のバスが来て停る |
2024年9月20日 20時57分更新(随時更新中)