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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2020年7月2日のデイリーキーワードランキング

1

万緑の中や吾子の歯生え初むる
2

菜の花がしあはせさうに黄色して
3

星空へ店より林檎あふれをり
4

牡丹百二百三百門一つ
5

冬菊のまとふはおのがひかりのみ
6

萬緑の中や吾子の歯生え初むる -
7

曼珠沙華刈りをり骨の音幽か
8

母と寝る一夜豊かに虫の声
9

どの子にも涼しく風の吹く日かな
10

日と月のごとく二輪の寒椿
11

金剛の露ひとつぶや石の上
12

青蛙おのれもペンキぬりたてか
13

算術の少年しのび泣けり夏
14

今日も干す昨日の色の唐辛子
15

春風や闘志いだきて丘に立つ
16

五月雨や起上がりたる根無草
17

山の色釣り上げし鮎に動くかな
18

向日葵の蕊を見るとき海消えし
19

あんずあまさうなひとはねむさうな
20

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
21

常夏の碧き潮あびわが育つ
22

格言を読む山門の風涼し
23

春の夜や衣桁の裾にひそむ鬼
24

十六の箸がころげた笑い茸
25

降る雪や玉のごとくにランプ拭く
26

にんげんのはなしはしない大つごもり
27

時計師に微塵の秋日身のまはり
28

出刃を呑むぞと鮟鱇は笑ひけり
29

母みとる未明の銀河懸るなり
30

糸瓜咲て痰のつまりし仏かな
31

天井に日の斑ゆらめく針供養
32

おそるべき君等の乳房夏来る
33

生きかはり死にかはりして打つ田かな
34

業車まわし花朴よりも白
35

さんずゐは点点点の涼しさよ
36

あさまらのめでたき春となりにけり
37

マスクして自分の顔を取りもどす
38

天瓜粉しんじつ吾子は無一物
39

霜の墓抱き起されしとき見たり
40

火の奥に牡丹崩るるさまを見つ
41

ゆうぐれの石濡れており骨もまた
42

雪女消え人型のうすあかり
43

パジャマでいる朝のきれいな春キャベツ
44

遠郭公からまつは青噴きやまず
45

片隅で椿が梅を感じてゐる
46

たまねぎのたましひいろにむかれたり
47

一つ根に離れ浮く葉や春の水
48

丑寅の角の祠に残る雪
49

兎も片耳垂るる大暑かな
50

一枚の餅のごとくに雪残る


2024年4月25日 16時11分更新(随時更新中)
 

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