現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年10月26日のデイリーキーワードランキング
1 | 沼の辺に紅葉かつ散る陸士卒 |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
4 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
5 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
6 | 螢獲て少年の指みどりなり |
7 | ちるさくら海あをければ海へちる |
8 | 斜線多き戸籍謄本亀鳴けり |
9 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
10 | ものの種にぎればいのちひしめける |
11 | 一日もの云はず蝶の影さす |
12 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
13 | 戦争と畳の上の団扇かな |
14 | 鳩踏む地かたくすこやか聖五月 |
15 | 八月十五日戸籍窓口開いている |
16 | あなたなる夜雨の葛のあなたかな |
17 | この道しかない春の雪ふる |
18 | チユーリツプ喜びだけを持つてゐる |
19 | 雷鳥を見上ぐる方に雲の峰 |
20 | かくれんぼ三つかぞえて冬となる |
21 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
22 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
23 | いつぽんの冬木に待たれゐると思へ |
24 | 千の手の一つを真似る月明かり |
25 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
26 | 鰯雲日かげは水の音迅く |
27 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
28 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
29 | 秋の夜のなぞなぞ遊び子が主役 |
30 | 風くると息をひそめて冬牡丹 |
31 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
32 | 少年や六十年後の春の如し |
33 | 假の世も長くなりけり牡丹散る |
34 | 星空へ店より林檎あふれをり |
35 | 光堂より一筋の雪解水 |
36 | 霜柱砂つぶ容れず砂の中 |
37 | 靄から夜へ島も燈下のわれも美貌 |
38 | 朝霧の中の棚田や水の音 |
39 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
40 | 茅枯れてみづがき山は蒼天に入る |
41 | 草千里の牛帰りゆく大夕焼 |
42 | 漬物桶に塩ふれと母は産んだか |
43 | 瑠璃の空みて干柿の物狂ひ |
44 | 空席に日の当たりゐる慰霊祭 |
45 | 遠き家の氷柱落ちたる光かな |
46 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
47 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
48 | 重ね着の中に女のはだかあり |
49 | 戦争を発明したる枯野中 |
50 | 表情にかすかな翳り草紅葉 |
2024年9月27日 05時34分更新(随時更新中)