現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年1月17日のデイリーキーワードランキング
1 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
2 | 白梅や天没地没虚空没 |
3 | 水枕ガバリと寒い海がある |
4 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
5 | せきをしてもひとり |
6 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
7 | 葭切のをちの鋭声や朝ぐもり |
8 | どうでもよいことには触れず野水仙 |
9 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
10 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
11 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
12 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
13 | 朧夜のむんずと高む翌檜 |
14 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
15 | 海に出て木枯帰るところなし |
16 | 乳母車夏の怒濤によこむきに |
17 | 空といふ自由鶴舞ひやまざるは |
18 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
19 | うす墨の山襞ところどころ花 |
20 | 船の名の月に読まるる港かな |
21 | ビルの影映れる上の花筏 |
22 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
23 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
24 | ふるさとはひとりの咳のあとの闇 |
25 | 木がらしや東京の日のありどころ |
26 | 葛飾や桃の籬も水田べり |
27 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
28 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
29 | 寂しくて道のつながる年のくれ |
30 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
31 | 猫太る夢に山河も冬枯れて |
32 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
33 | 寒昴胸に秘めたる志 |
34 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
35 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
36 | おそるべき君等の乳房夏来る |
37 | しんしんと寒さがたのし歩みゆく |
38 | 悪なれば色悪よけれ老の春 |
39 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
40 | ときに三寒季語にもたれて四温の猫 |
41 | 陽の匂い土の匂いの裸の子 |
42 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
43 | 青空に向くゴンドラや初樹氷 |
44 | 寒昴たれも誰かのただひとり |
45 | 去年今年貫く棒の如きもの |
46 | いきいきと三月生る雲の奧 |
47 | 入れものが無い両手で受ける |
48 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
49 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
50 | 喜寿傘寿まだまだ若き竹の春 |
2024年9月24日 21時37分更新(随時更新中)