現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年8月4日のデイリーキーワードランキング
1 | 落人の峡の狼煙か花辛夷 |
2 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
3 | 星空へ店より林檎あふれをり |
4 | 若鮎の二手になりて上りけり |
5 | いま一つ椿落ちなば立去らん |
6 | 朝焼の雲海尾根を溢れ落つ |
7 | たましひのたとへば秋のほたる哉 |
8 | 甘草の芽のとびとびのひとならび |
9 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
10 | 春の夜のわれをよろこび歩きけり |
11 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
12 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
13 | 一旦は土に下ろして菊の束 |
14 | 告げざる愛地にこぼしつつ泉汲む |
15 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
16 | 死火山の膚つめたくて草いちご |
17 | 草の花褒める言葉をさがしおり |
18 | 八月や六日九日十五日 |
19 | おそるべき君等の乳房夏来る |
20 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
21 | 鳥のごとくいつの日か死す三人いて |
22 | 昼顔の蔓やほどけぬ反抗期 |
23 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
24 | ああといひて吾を生みしか大寒に |
25 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
26 | 夏蕨拳ほどけば眠くなる |
27 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
28 | さはさはと夏来るらし雨も又 |
29 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
30 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
31 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
32 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
33 | 秋の航一大紺円盤の中 |
34 | 雲の端のまだ明るくて酔芙蓉 |
35 | 春の夜の思考を止める水の音 |
36 | 榛名山大霞して真昼かな |
37 | 水澄みて四方に関ある甲斐の国 |
38 | 枝豆を口に正論聞き流す |
39 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
40 | 雪降れり時間の束の降るごとく |
41 | 罌粟ひらく髪の先まで寂しきとき |
42 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
43 | 水枕ガバリと寒い海がある |
44 | 手庇を何回したり春の山 |
45 | 愛してと言うはたやすき鮟鱇鍋 |
46 | 新涼や白きてのひらあしのうら |
47 | 冬苺一期一会のデザートに |
48 | 手花火を命継ぐ如燃やすなり |
49 | 吾在りて泛ぶ薄氷聲なき野 |
50 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
2024年9月24日 02時11分更新(随時更新中)