現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年10月8日のデイリーキーワードランキング
1 | 東大寺湯屋の空ゆく落花かな |
2 | われにつきゐしサタン離れぬ曼珠沙華 |
3 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
4 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
5 | それはそれ林檎は林檎赤くなる |
6 | 螢獲て少年の指みどりなり |
7 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
8 | この道しかない春の雪ふる |
9 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
10 | 芋の露連山影を正しうす |
11 | 未明太刀魚の目玉よゆれるゆれる |
12 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
13 | 三日月がめそめそといる米の飯 |
14 | 眠る嬰走る児のゐて夏座敷 |
15 | 秋の航一大紺円盤の中 |
16 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
17 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
18 | それにしても一雨ほしき箒草 |
19 | それも死後股ぐら暗き盆踊り |
20 | 星空へ店より林檎あふれをり |
21 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
22 | 左右忌の雷鳴はつとよみがへる |
23 | それとなく御飯出てくる秋彼岸 |
24 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
25 | 露万朶万朶の天の闇を統ぶ |
26 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
27 | 一切の音遠ざけて雉子の声 |
28 | 今年こそ恐れず怯まず捉われず |
29 | 箱庭の人に古りゆく月日かな |
30 | 古きよきものに湯婆黒電話 |
31 | かぶら蒸しとつとつ神戸灯るかな |
32 | 竜胆やガラスくもるは急ぐ用 |
33 | 野に出ればひとみなやさし桃の花 |
34 | 子燕のこぼれむばかりこぼれざる |
35 | 妻と寝て銀漢の尾に父母います |
36 | 亀鳴くと首をもたげて亀の聞く |
37 | 障子しめて四方の紅葉を感じをり |
38 | 身に沁みるジュラ紀に馳せる寒の水 |
39 | 冬日宙少女鼓隊に母となる日 |
40 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
41 | お数珠袋にどんぐり一つ忌を修す |
42 | デフォルメの月が残りぬ春あけぼの |
43 | 岬鼻へ飛立つ前の鷹一羽 |
44 | 草山に馬放ちけり秋の空 |
45 | 春暁をまだ胎内の眠たさに |
46 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
47 | 常夏の碧き潮あびわが育つ |
48 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
49 | ドーナツの穴のしわざに春の鬱 |
50 | 雪女郎おそろし父の恋恐ろし |
2024年9月21日 09時46分更新(随時更新中)