現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年12月31日のデイリーキーワードランキング
1 | 去年今年貫く棒の如きもの |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
4 | 重ね着の中に女のはだかあり |
5 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
6 | 立ちくらみして空*蝉に囲まるる |
7 | 立ちのぼるけむりに露に座すかぼちゃ |
8 | せきをしてもひとり |
9 | 乱菊やわが学問のしづかなる |
10 | 葉牡丹や女ばかりの昼の酒 |
11 | 絶命の寸前にして春の霜 |
12 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
13 | 一行の添え書に見る年賀状 |
14 | 年の瀬を俳諧舟はながれゆく |
15 | 俯伏せの霧夜の遊行青ざめて |
16 | 枯れ山にわが骨ほどの芽木のあり |
17 | ポケットに懐炉しのばせ通夜の席 |
18 | 光陰の矢の真直に煤逃げす |
19 | 庭いじり冬眠の虫揺り起こす |
20 | 浮花や余白といたす朝ぼらけ |
21 | 逢うために母は銀河の駅に佇つ |
22 | 枯れ枝に蓑虫くるりくるり街 |
23 | 初雀曙光といふつばさあり |
24 | 妻の瞳の濁りしままに梅雨兆す |
25 | 糸とんぼ糸になるまで風紡ぐ |
26 | 爛れ熱した岩に向つて盛夏の餉 |
27 | うららかな昔を運ぶ人力車 |
28 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
29 | ほろほろ酔うて木の葉ふる |
30 | 海光の岬に香の満つ野水仙 |
31 | 荒地あり月曜日が届けられる |
32 | 鮟鱇鍋箸もぐらぐら煮ゆるなり |
33 | 妻がゐて夜長を言へりさう思ふ |
34 | 戦中に見しいわし雲結晶す |
35 | 佳麗な雉子啼けり山河の荒るる国 |
36 | 夏布団ふわりとかかる骨の上 |
37 | 方丈の大庇より春の蝶 |
38 | また一つ風の中より除夜の鐘 |
39 | 野の風を舌先に呼ぶさくらんぼ |
40 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
41 | 冬麗のまんなかにある床柱 |
42 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
43 | 先生の銭かぞへゐる霜夜かな |
44 | 痰一斗糸瓜の水も間に合はず |
45 | 輪飾りの今年は汽車に揺るゝ家 |
46 | 牡丹の花の一つや通り雨 |
47 | 年賀やめて小さくなりて籠りをり |
48 | 一瞬を束ねて冬のすみれ咲く |
49 | おのづから俳は人なりこぞことし |
50 | かたつむり拗ね者として押し通す |
2025年8月27日 12時15分更新(随時更新中)