現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年4月25日のデイリーキーワードランキング
1 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
4 | 舞姫はリラの花よりも濃くにほふ |
5 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
6 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
7 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
8 | 摘草の人また立ちて歩きけり |
9 | 方丈の大庇より春の蝶 |
10 | 枝蛙喜雨の緑にまぎれけり |
11 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
12 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
13 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
14 | 賑しく見舞はれし夜のフリージア |
15 | 不器用な長女の嘘ですカーネーション |
16 | 吹きおこる秋風鶴をあゆましむ |
17 | 芋の露連山影を正しうす |
18 | 畦焼くやいぬふぐりの花もろともに |
19 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
20 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
21 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
22 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
23 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
24 | 六月の女すわれる荒筵 |
25 | 海に出て木枯帰るところなし |
26 | 冬萌や寡黙の人の評あつき |
27 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
28 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
29 | 分け入つても分け入つても青い山 |
30 | 病む母の薄眼に満ちて花万朶 |
31 | 一滴の天王山の夕立かな |
32 | 波いまだ角張つてをり二月の陽 |
33 | 春や昔十五万石の城下哉 |
34 | 街をゆく臍出しギャルや稲光り |
35 | 桜蘂降るがやがや記号騒がしい |
36 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
37 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
38 | 大津絵の鬼が鉦打ち寒明くる |
39 | お尻から腐つて来たる瓜の馬 |
40 | 包丁の音よき響き春野菜 |
41 | 悪相の魚は美味し雪催 |
42 | 生きかはり死にかはりして打つ田かな |
43 | 春の土荒れて筋ひく竹箒 |
44 | 老鴬や珠のごとくに一湖あり |
45 | 山尽きて知らぬ径なり多喜二の忌 |
46 | 非常口に緑の男いつも逃げ |
47 | 麦秋の中なるが悲し聖廃虚 |
48 | 松の芯みていつまでも畳の上 |
49 | 凍空に太陽三個死は一個 |
50 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
2024年4月27日 09時47分更新(随時更新中)