現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年3月11日のデイリーキーワードランキング
1 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
2 | 除夜の湯に肌触れあへり生くるべし |
3 | 山眠り火種のごとく妻が居り |
4 | ふと覚めし雪夜一生見えにけり |
5 | 捨舟の水漬く纜葦の角 |
6 | 人体に蝶のあつまる涅槃かな |
7 | 大和よりヨモツヒラサカスミレサク |
8 | 買ふと決め又ひとまはり植木市 |
9 | あやまちはくりかへします秋の暮 |
10 | 伊予柑の手秤でよし朝の市 |
11 | 寺と寺つなぐ旅なり苗代田 |
12 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
13 | シャボン玉ひとつ壊して地に還す |
14 | せきをしてもひとり |
15 | 滝の音聞かせ山葵を太らせる |
16 | 佐保姫のハミングをするときは風 |
17 | 生ひ立ちは誰も健やか龍の玉 |
18 | 冬蝶よ草木もいそぎ始めたり |
19 | 啓蟄や兄の戦艦浮上せず |
20 | かあちゃんよ今はどのへん春彼岸 |
21 | 今生の汗が消えゆくお母さん |
22 | くさかんむり化けて出る花の下 |
23 | 菜の花に未練の夕日及びけり |
24 | ゆらぎ見ゆ百の椿が三百に |
25 | 春耕やひと口の水噛みしめる |
26 | 思い遣り過ぎていさかう春障子 |
27 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
28 | 道の辺の小町の墓も春暮色 |
29 | 啓蟄や指輪廻せば魔女のごと |
30 | 蛍烏賊桜煮として売られけり |
31 | いつせいに柱の燃ゆる都かな |
32 | 大漁旗かかへて柿の干し上がる |
33 | ががんぼはすき間でできてゐる思ひ |
34 | 冬かもめ真昼は大きな忘れもの |
35 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
36 | 涅槃変大きな顔をまん中に |
37 | 凍瀧のしろがね闇をつらぬけり |
38 | 黙々生きて曉の深雪に顔を捺す |
39 | 酒うすしせめては燗を熱うせよ |
40 | 町への略図にある三日月と白いバス |
41 | 黛を濃うせよ草は芳しき |
42 | 追伸に春一番と俳句馬鹿 |
43 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
44 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
45 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
46 | 遠雷や粗食の母の大欠伸 |
47 | 小春日や杖一本の旅ごころ |
48 | トンネルを出て伊那の春輝けり |
49 | 江ノ島の風ゆるびいる焼栄螺 |
50 | 海の日の魚を買ひに港まで |
2025年8月28日 16時55分更新(随時更新中)