現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年2月15日のデイリーキーワードランキング
1 | 物の芽のほぐれほぐるる朝寝かな |
2 | 常夏の碧き潮あびわが育つ |
3 | 蛍籠昏ければ揺り炎えたたす |
4 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
5 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
6 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
7 | 寂しくて道のつながる年のくれ |
8 | 月夜の葦が折れとる |
9 | 生きてあれ冬の北斗の柄の下に |
10 | 方丈の大庇より春の蝶 |
11 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
12 | 土手を外れ枯野の犬となりゆけり |
13 | 梅二月ひかりは風とともにあり |
14 | みちのくの星入り氷柱われに呉れよ |
15 | 先生やいま春塵に巻かれつつ |
16 | すり抜ける言葉錆鮎反転す |
17 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
18 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
19 | 赤とんぼみな母探すごとくゆく |
20 | 唄ひ出しさうな花束鳥ぐもり |
21 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
22 | 秋の暮大魚の骨を海が引く |
23 | 吾妻かの三日月ほどの吾子胎すか |
24 | 山又山山桜又山桜 |
25 | 鶴舞ふや日は金色の雲を得て |
26 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
27 | 膝に来て模様に満ちて春着の子 |
28 | 天上の昏さ引きだす著莪の花 |
29 | 料峭や人より長き棒の影 |
30 | をみならも涼しきときは遠を見る |
31 | 海に出て木枯帰るところなし |
32 | 思はずもヒヨコ生れぬ冬薔薇 |
33 | 箸白くこの年の明けゐたるかな |
34 | 三日月やこの頃萩の咲きこぼれ |
35 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
36 | 夜の木馬凍てて眠れぬガラスの眼 |
37 | 一湾の潮しづもるきりぎりす |
38 | 両輪に光廻して早春譜 |
39 | 風立ちて月光の坂ひらひらす |
40 | 黄金田の方へ曲がりし鼓笛隊 |
41 | 起立礼着席青葉風過ぎた |
42 | 覇者に紙ふぶき敗者に花吹雪 |
43 | 早春の土に手応へ鍬を振る |
44 | ポケットにハンカチーフと海の砂 |
45 | ゆきふるといひしばかりの人しづか |
46 | 追ひ抜いて行きたるは犀木下闇 |
47 | 桜どき過ぎぐすぐすと山の色 |
48 | 山茶花に蜂の来ない日ケ・セラ・セラ |
49 | うしろより初雪降れり夜の町 |
50 | 恋ふたつレモンはうまく切れません |
2025年8月29日 02時21分更新(随時更新中)