現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年12月19日のデイリーキーワードランキング
1 | 啓蟄の煙が松の幹のぼる |
2 | 一雁の列をそれたる羽音かな |
3 | 天地の間にほろと時雨かな |
4 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | 冬の水一枝の影も欺かず |
7 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
8 | 春近し雪にて拭う靴の泥 |
9 | 山国の虚空日わたる冬至かな |
10 | 一行の添え書に見る年賀状 |
11 | 餅花の灯れり赤子手から手へ |
12 | 金盞花ここを故郷かと思う |
13 | 蝶々に昼間の話聴かれたり |
14 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
15 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
16 | たましひのたとへば秋のほたる哉 |
17 | 千年杉千年前の夏の雨 |
18 | 大くしゃみ叱言行く先見失う |
19 | 初暦知らぬ月日は美しく |
20 | 葉牡丹や女ばかりの昼の酒 |
21 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
22 | 七月の青嶺まぢかく熔鑛炉 |
23 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
24 | 一切の行蔵寒にある思ひ |
25 | 餘生なほなすことあらむ冬苺 |
26 | 分け入つても分け入つても青い山 |
27 | 水無月の幹を朱かめし沙羅双樹 |
28 | 秋の航一大紺円盤の中 |
29 | なだらかな山並みつゞく薬師岳 |
30 | 蕪村忌や蕪村を知れる人や誰 |
31 | もちつきの得心の音心地よき |
32 | 同じ言葉に温度差のある霜夜 |
33 | 水枕ガバリと寒い海がある |
34 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
35 | ボロ市の地球儀昼も夜も暑く |
36 | 凩や海に夕日を吹き落す |
37 | この道しかない春の雪ふる |
38 | 西行忌我に出家の意なし |
39 | ぼろ市や空一枚を使ひけり |
40 | 海に出て木枯帰るところなし |
41 | 爪で剥がした痕であり朝の月 |
42 | 輝る波の玻璃にひびける寒の午後 |
43 | 涼しかり父母忌日同じうす |
44 | 呼びとめて二人となりぬ花明り |
45 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
46 | どさと菊活けて湯殿や二人暮し |
47 | 湯冷めかな折鶴の滞空かな |
48 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
49 | 歯科の椅子自在なりけり冬薔薇 |
50 | 山内にひとつ淫祠や小六月 |
2024年9月27日 01時55分更新(随時更新中)