現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年8月5日のデイリーキーワードランキング
1 | ぎらぎらの朝日子照らす自然かな |
2 | 馬頭観音祖父ぐぢやぐぢやにあそぶなり |
3 | 蝉時雨子は担送車に追ひつけず |
4 | 青年へ愛なき冬木日曇る |
5 | 青天や白き五弁の梨の花 |
6 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
7 | 無欲なるとき靜かなり白日傘 |
8 | 我を撃つ敵と劫暑を倶にせる |
9 | 秋風やひとさし指は誰の墓 |
10 | 牡丹百二百三百門一つ |
11 | 緑蔭や矢を獲ては鳴る白き的 |
12 | たつぷりと鳴くやつもいる夕ひぐらし |
13 | 千の手の一つを真似る月明かり |
14 | 八月や六日九日十五日 |
15 | 落葉松林ひぐらしのまたはじめから |
16 | 白服にてゆるく橋越す思春期らし |
17 | 靑年へ愛なき冬木日曇る |
18 | 咳き込めば我火の玉のごとくなり |
19 | 雲海や鷹のまひゐる嶺ひとつ |
20 | 寒むや吾がかなしき妻を子にかへす |
21 | いるか跳んで秋天尖るばかりなり |
22 | あたたかくたんぽぽの花茎の上 |
23 | ゆめ二つ全く違ふ蕗のたう |
24 | 父の方へかけくる童女花了ふ樹 |
25 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
26 | 海鼠切りもとの形に寄せてある |
27 | しぐるるや死なないでゐる |
28 | 南座の餅花あかり旅三日 |
29 | 俺に是非を説くな激しき雪が好き |
30 | 先ず会う満月広茫の北京へ |
31 | 猪が来て空気を食べる春の峠 |
32 | 蝶の舌ゼンマイに似る暑さかな |
33 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
34 | 身めぐりを雪だか蝶だか日暮まで |
35 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
36 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
37 | 涙溢るるごとくひぐらし鳴きいだす |
38 | 秋晴や火口を落ちる砂の音 |
39 | 山中の防火用水囀れり |
40 | 亡きものはとおる筈なく藁堆の景 |
41 | 夢に舞ふ能美しや冬籠 |
42 | 宵山を逃れ常世の闇にかな |
43 | あめんぼと雨とあめんぼと雨と |
44 | 朝焼の雲海尾根を溢れ落つ |
45 | 秋風や眼中のもの皆俳句 |
46 | 瞬きを目玉気づかず滝に立つ |
47 | 三日月がめそめそといる米の飯 |
48 | 生きかはり死にかはりして打つ田かな |
49 | 母たちは朝顔色にほほえみぬ |
50 | 大揚羽教師ひとりのときは優し |
2024年9月24日 23時43分更新(随時更新中)