現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年1月2日のデイリーキーワードランキング
1 | 初夢のくちびるに来し檜の秀 |
2 | 年を以て巨人としたり歩み去る |
3 | 雁の声のしばらく空に満ち |
4 | ああ弥生ばらまかれたる焼夷弾 |
5 | 天仰ぎつづけて雛流れゆく |
6 | 除夜の妻白鳥のごと湯浴みをり |
7 | 海に出て木枯帰るところなし |
8 | 羽子板や母が贔屓の歌右衛門 |
9 | 筆ほぐす朱唇の墨も夜涼かな |
10 | 朴の木に一枚の意地よく晴れる |
11 | ひそひそと花かたくりよ金谷宿 |
12 | 年玉をいただいてより迷い箸 |
13 | 三伏の穢に鳴く荒鵜かな |
14 | 一湾の潮しづもるきりぎりす |
15 | 春の夢あまたの橋をわたるかな |
16 | 伊吹嶺のけもの道から冬がくる |
17 | ミモーザを活けて一日留守にしたベッドの白く |
18 | 年酒して獅子身中の虫酔はす |
19 | 春浅き麒麟の空の飛行雲 |
20 | ひとの陰玉とぞしづむ初湯かな |
21 | 老の掌をひらけばありし木の実かな |
22 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
23 | 晝花火見返りつつ人中を出づ |
24 | オリオンの盾新しき年に入る |
25 | 正月の雪真清水の中に落つ |
26 | 糸切れし凧の行方に妬心湧く |
27 | 春耕に蝶は傍見を促せり |
28 | かの壁にかゝれる春著焼け失せし |
29 | 箒木に影といふものありにけり |
30 | ひしめいて育ちざかりや犬ふぐり |
31 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
32 | 何処やらに鶴の声聞く霞かな |
33 | 落蟬のひと声天寿まっとうす |
34 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
35 | はつぞらのたまたま月をのこしけり |
36 | ひたいから嬉しくなりてきたりけり |
37 | 雪渓へこの吊橋を渡らねば |
38 | お遍路が一列に行く虹の中 |
39 | 希望が丘緑ヶ丘より賀状くる |
40 | ひとづまにゑんどうやはらかく煮えぬ |
41 | 麗しき春の七曜またはじまる |
42 | まら振り洗う裸海上労働済む |
43 | 稲妻や夜も語りゐる葦と沼 |
44 | 初夢や見知らぬ人が妻の座に |
45 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
46 | 初富士を隠さふべしや深庇 |
47 | 十二支みな闇に逃げこむ走馬灯 |
48 | 山又山山桜又山桜 |
49 | しんしんと寒さがたのし歩みゆく |
50 | ゆきあうて運動部員淑気満つ |
2024年9月24日 23時01分更新(随時更新中)