現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年12月18日のデイリーキーワードランキング
1 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
2 | 懐手中で指折り数へたり |
3 | よい道がよい建物へ、焼場です |
4 | 夜を帰る枯野や北斗鉾立ちに |
5 | さる方にさる人すめるおぼろかな |
6 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
7 | 天睨む竜馬は堂堂懐手 |
8 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
9 | 丁寧な黙*祷の刻青葉鳴り |
10 | 穀雨来て村は一気に華やげり |
11 | あたたかい白い飯が在る |
12 | 蔓踏んで一山の露動きけり |
13 | 天地水明あきあきしたる峠の木 |
14 | かまきりの卵嚢よりの寒暮光 |
15 | 人はなぜ銃を撃つのか大根引く |
16 | 夫と子をふつつり忘れ懐手 |
17 | 八月や六日九日十五日 |
18 | 観覧車此処が頂点懐手 |
19 | 暗闇の眼玉濡らさず泳ぐなり |
20 | わが少女匂う胸中のダリア昏れ |
21 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
22 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
23 | 舞ふよりは吹かれて来たる秋の蝶 |
24 | 奧白根かの世の雪をかがやかす |
25 | 畦塗りの鍬の土音日を返す |
26 | 月明の一痕としてわが歩む |
27 | いち早く電柱映る田が植わり |
28 | 好色の父の遺せし上布かな |
29 | 河津桜に雨金目鯛のひもの |
30 | 木の橋をはんにち休む桜餅 |
31 | みづうみのみなとのなつのみじかけれ |
32 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
33 | しづかなる力満ちゆきばつたとぶ |
34 | 着ぶくれて日銀支店の前通る |
35 | 残る虫残さるる虫鳴きにけり |
36 | 麗しき春の七曜またはじまる |
37 | 海鼠切つて太古の水をあふれしむ |
38 | お数珠袋にどんぐり一つ忌を修す |
39 | オリオンへ白鳥浮き寝の夢明り |
40 | 願ふより謝すこと多き初詣 |
41 | 沈黙の明るく置かれ晩白柚 |
42 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
43 | 落椿とはとつぜんに華やげる |
44 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
45 | 苗代の水張りきつて波もなく |
46 | 霧の中より森番現るる |
47 | 七月の青嶺まぢかく熔鉱炉 |
48 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
49 | 若狭には佛多くて蒸鰈 |
50 | 海に出て木枯帰るところなし |
2024年9月27日 05時24分更新(随時更新中)