現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年3月26日のデイリーキーワードランキング
1 | 亡き人は海歩み来よさくらどき |
2 | 磯鷲はかならず巌にとまりけり |
3 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
4 | プールより生まれしごとく上がりけり |
5 | 秋まつり十中八九兄の笛 |
6 | 真二つに折れて息する秋の蛇 |
7 | 限りなく降る雪何をもたらすや |
8 | 吹雪かれて見知らぬ人の後に蹤く |
9 | 弥生期過ぎたり一望の野の春疾風 |
10 | 家族とはそれぞれ冬の棒グラフ |
11 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
12 | 夢に浮く身風呂にしずむ身四月尽 |
13 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
14 | 柿若葉重なりもして透くみどり |
15 | 花舗すでに春を演出風を得て |
16 | どの径を行くも晩年葛の花 |
17 | 花影婆娑と踏むべくありぬ岨の月 |
18 | 草負うて男もどりぬ星祭 |
19 | 七〇二頁に蜘妹の子の死骸 |
20 | こときれてなほ邯鄲のうすみどり |
21 | 蟬落ちて一山腰の砕けたり |
22 | 木枯しのやうな男の後に蹤く |
23 | 手のすすき車中を祓ひ了りけり |
24 | 冬菜提げ対岸コンビナートの灯 |
25 | ああといひて吾を生みしか大寒に |
26 | こがらしのさきがけの星山に咲く |
27 | やわらかな花束となる風呂あがり |
28 | うつし世の火焚きここまで鶴帰る |
29 | 百枚の枯田率いて通夜に行く |
30 | 百日紅身めぐる血潮たかまりぬ |
31 | 押入れに使はぬ枕さくらの夜 |
32 | 蛍狩われを小川に落しけり |
33 | 倒れたる案山子の顔の上に天 |
34 | すみれ雨泣きて還らぬものばかり |
35 | 冬耕の土裏返す雀どち |
36 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
37 | 命ありて立つ長城の薫風に |
38 | 雨の燈の志村喬の忌ふらここよ |
39 | みちのくの頭良くなる湯に夜長 |
40 | 大空にうかめる如き玉椿 |
41 | 白粥の表面音色ありて安穏 |
42 | ちちははの墓には寄らで野に遊ぶ |
43 | もがり笛風の又三郎やあーい |
44 | 万骨の一片として夏瘦せて |
45 | 花吹雪の間合ひは天の吸ふ息か |
46 | あさきゆめとみしはごまの花なのか |
47 | 身の内の透けゆく紅葉明かりかな |
48 | 走りゆく蟻夕焼けしこと知らず |
49 | 春塵の衢落第を告げに行く |
50 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
2025年8月29日 02時09分更新(随時更新中)