現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年5月18日のデイリーキーワードランキング
1 | ふるさとや障子にしみて繭の尿 |
2 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
3 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
4 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
5 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
6 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
7 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
8 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
9 | 星空へ店より林檎あふれをり |
10 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
11 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
12 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
13 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
14 | へそが汗ためてゐる |
15 | 菫程な小さき人に生れたし |
16 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
17 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
18 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
19 | お手玉からこぼれる小豆一茶の忌 |
20 | 舟一つたゆたふ湖や春がすみ |
21 | ちかぢかと大仏の頭の穂草かな |
22 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
23 | 入れものが無い両手で受ける |
24 | 山赤くひだるき草と歩くなり |
25 | 冬の水一枝の影も欺かず |
26 | 其中に金鈴をふる虫一つ |
27 | 聖五月定型という壊れもの |
28 | 芋の露連山影を正しうす |
29 | こんなよい月を一人で見て寝る |
30 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
31 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
32 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
33 | 北京月夜これから草魚とぱんを食う |
34 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
35 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
36 | 陽へ病む |
37 | 戦後の空へ青蔦死木の丈に充つ |
38 | 青嵐青嵐われ遠くなる |
39 | 初雪を載せて枝炭のごとたわむ |
40 | 重ね着の中に女のはだかあり |
41 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
42 | 星屑や鬱然として夜の新樹 |
43 | 抱きまくら春には春の首の位置 |
44 | ブローチのピエロが踊る初夏の胸 |
45 | 青蔦の土蔵に眠る栄枯の譜 |
46 | 褌のでばんがきたり鯉幟 |
47 | 死病得て爪うつくしき火桶かな |
48 | 秋高し比叡に流るる雲一朶 |
49 | 白帝城彩雲のごと桐の花 |
50 | 水すまし水に跳て水鉄の如し |
2025年8月27日 07時28分更新(随時更新中)