現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年8月22日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 石臼の今は踏み石処暑の風 |
3 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
4 | いなびかり北よりすれば北を見る |
5 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
6 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
7 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
8 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
9 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
10 | ゆらぎ見ゆ百の椿が三百に |
11 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
12 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
13 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
14 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
15 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
16 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
17 | 重ね着の中に女のはだかあり |
18 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
19 | ちなみぬふ陶淵明の菊枕 |
20 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
21 | 秋天にわれがぐんぐんぐんぐんと |
22 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
23 | 沙羅落ちて遠くを想う木となりぬ |
24 | 蠅もへり蠅虎も減りけるよ |
25 | ふくろうに聞け快楽のことならば |
26 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
27 | 朝焼けの時刻表から上高地 |
28 | 蝉しぐれ八月尽の蝉しぐれ |
29 | ゆく春やをりをりたかき沖津波 |
30 | 朴散華即ちしれぬ行方かな |
31 | 天地水明あきあきしたる峠の木 |
32 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
33 | 戦争と平和と暮の餅すこし |
34 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
35 | 鳥帰る無辺の光追ひながら |
36 | 明日ありやあり外套のボロちぎる |
37 | 傘立てと杖立てのある花の寺 |
38 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
39 | 愛されずして沖遠く泳ぐなり |
40 | 鶴舞ふや日は金色の雲を得て |
41 | 白雲の浮かぶ峠や桐の花 |
42 | けふもいちにち誰も来なかつたほうたる |
43 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
44 | 船笛やすずなすずしろ朝の家 |
45 | 夢の世に葱を作りて寂しさよ |
46 | おそるべき君等の乳房夏来る |
47 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
48 | 竹林に風少し出て少し冬 |
49 | 花のやうに肉を盛り付け多佳子の忌 |
50 | 虫籠といふ空間を闇に吊る |
2024年9月20日 09時27分更新(随時更新中)