現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年1月2日のデイリーキーワードランキング
1 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
2 | 大空にうかめる如き玉椿 |
3 | 寂しいと言い私を蔦にせよ |
4 | せきをしてもひとり |
5 | 田仕舞の煙を遠に安房上総 |
6 | 去年今年貫く棒の如きもの |
7 | 青蔦の土蔵に眠る栄枯の譜 |
8 | 神慮今鳩をたたしむ初詣 |
9 | 寒晴やあはれ舞妓の背の高き |
10 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
11 | メロン食べ見えざる海に包まるる |
12 | 見えぬ目の方の眼鏡の玉も拭く |
13 | 月光や橋渡りくる鍛冶の音 |
14 | 除雪車の夜通しうなる北の街 |
15 | 五月光白磁にゆらぐ水の影 |
16 | 退屈なガソリンガール柳の芽 |
17 | 癌病めばもの見ゆる筈夕がすみ |
18 | ままごとの飯もおさいも土筆かな |
19 | 妻と寝て銀漢の尾に父母います |
20 | 初売りのざわめきにゐて一人なり |
21 | 菜の花や菜の花色の汽車がくる |
22 | 夏の海余生はるかに展けたり |
23 | 元日や手を洗ひをる夕ごころ |
24 | 実石榴や言うては成らぬ事もある |
25 | 間髪を入れずして年改まる |
26 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
27 | 初夢の授業で叱る我ありぬ |
28 | われが来し南の国のザボンかな |
29 | 群鳶の舞なめらかに初御空 |
30 | おびただしき靴跡雪に印し征けり |
31 | 桜貝大和島根のあるかぎり |
32 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
33 | 身の内の透けゆく紅葉明かりかな |
34 | 冬山やどこまで登る郵便夫 |
35 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
36 | たぎつ瀬の白濁したり山櫻 |
37 | 虚子一人銀河と共に西へ行く |
38 | よろよろと棹がのぼりて柿挟む |
39 | 元日の人通りとはなりにけり |
40 | 行年や歴史の中に今我あり |
41 | 黄金田の方へ曲がりし鼓笛隊 |
42 | 青真珠 白真珠経て 沙羅日和 |
43 | 若布刈舟汐の重さに傾ぎをり |
44 | 蟻地獄寂寞として飢ゑにけり |
45 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
46 | 蚤も亦世に容れられず減りゆけり |
47 | 幽すいにたらふくなつてかげろへる |
48 | 一もとの姥子の宿の遅ざくら |
49 | 冬銀河記憶の淵をかがやかす |
50 | 老鴬や珠のごとくに一湖あり |
2024年9月21日 03時50分更新(随時更新中)