現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年8月29日のデイリーキーワードランキング
1 | 木雫は雨より太し青楓 |
2 | おそるべき君等の乳房夏来る |
3 | 棘のない薔薇買っている さみしい |
4 | 箱庭とまことの庭と暮れゆきぬ |
5 | 重ね着の中に女のはだかあり |
6 | 丹澤や曼珠沙華から暮れなずむ |
7 | 青葡萄ひとつぶごとの反抗期 |
8 | 初富士の大きかりける汀かな |
9 | 背泳ぎの空のだんだんおそろしく |
10 | 手招かれ畳の上のわらび餅 |
11 | わが顔を蹂躙蝌蚪の紐ほぐれ |
12 | 菜の花や菜の花色の汽車がくる |
13 | ちなみぬふ陶淵明の菊枕 |
14 | たはぶれに美僧をつれて雪解野は |
15 | 岬鼻へ飛立つ前の鷹一羽 |
16 | 処暑過ぎぬ街三角の景に満ち |
17 | 露の夜や星を結べば鳥けもの |
18 | 山の色釣り上げし鮎に動くかな |
19 | 秋の淡海かすみて誰にもたよりせず |
20 | 泥んこになっている泥春の昼 |
21 | 車椅子 さみしき笑い知り得たる |
22 | 秋桜風の言葉に安堵かな |
23 | 胸ぬちに棲む人のあり遠花火 |
24 | 脚長き少女に馬鈴薯蹴散らさる |
25 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
26 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
27 | まんじゆしやげ昔おいらん泣きました |
28 | 美服して牡丹に媚びる心あり |
29 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
30 | ふるさとは山路がかりに秋の暮 |
31 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
32 | 恋猫の皿舐めてすぐ鳴きにゆく |
33 | 一桶の藍流しけり春の川 |
34 | 青丹よし寧楽の墨する福寿草 |
35 | 伊豆の海や紅梅の上に波ながれ |
36 | 勝ち負けをすぐ云ふをとこ茗荷の子 |
37 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
38 | 雪の日の暮るる凶弾曳光す |
39 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
40 | 月にひびかひ木曽節は男唄 |
41 | 片陰を辿り仏教伝来す |
42 | 不器用な長女の嘘ですカーネーション |
43 | その影を踏みて紅梅愛でにけり |
44 | ヴァカボンドの群れの椅子にも散る桜 |
45 | 鶏たちにカンナは見えぬかもしれぬ |
46 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
47 | 案内図へ春陽今のは勅使橋 |
48 | 緑陰に三人の老婆わらへりき |
49 | ふりむけば障子の桟に夜の深さ |
50 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
2025年8月27日 18時23分更新(随時更新中)