現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年1月14日のデイリーキーワードランキング
1 | 春深くケセランパサラン増殖す |
2 | 着膨れてなんだかめんどりの気分 |
3 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
4 | 一枚の障子明りに技芸天 |
5 | 日本がここに集る初詣 |
6 | 俳句思へば泪わき出づ朝の李花 |
7 | 志布志の家百舌と女が走っていた |
8 | 去年今年一と擦りに噴くマッチの火 |
9 | 松過ぎの又も光陰矢の如く |
10 | 水鶏笛きつと芭蕉を呼び寄せる |
11 | わが山河いまひたすらに枯れゆくか |
12 | 青春を胸一ぱいに入学す |
13 | 茎右往左往菓子器のさくらんぼ |
14 | 時ものを解決するや春を待つ |
15 | 街の灯のゆるびてふぐり落しかな |
16 | 黄金田の方へ曲がりし鼓笛隊 |
17 | 滝となる前のしづけさ藤映す |
18 | かたまつて薄き光の菫かな |
19 | ダイヤモンドダスト見詰めて目の熱き |
20 | 大寒や人は柩を空に置く |
21 | 妻と寝て銀漢の尾に父母います |
22 | 逃げ水追うよう人が人殺め |
23 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
24 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
25 | 白鳥といふ一巨花を水に置く |
26 | 恍惚の直後の手足雪降れり |
27 | 霜畳大きな靴音来て止まる |
28 | 燕帰るわたしも帰る並の家 |
29 | こんな大きな石塔の下で死んでゐる |
30 | 掬ひたる金魚水より冷たくて |
31 | 水仙や古鏡の如く花をかかぐ |
32 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
33 | 一湾の潮しづもるきりぎりす |
34 | 元日や部屋に浮く塵うつくしく |
35 | 弱き胃に花ひとひらの痛みくる |
36 | 指呼の間をくまなく照らし若葉光 |
37 | 直青の野に疾き翳を逝かしむる |
38 | 去年今年永劫北斗搖がざる |
39 | 初山河あふれくるもの掌に |
40 | あせるまじ冬木を切れば芯の紅 |
41 | きさらぎや鳥うつくしく空を切る |
42 | ひく波の跡美しや桜貝 |
43 | 日あまねき浮身海流はじまれり |
44 | 業俳の田舎まはりや走馬燈 |
45 | 稲妻や夜も語りゐる葦と沼 |
46 | 芽吹くもの白く見えそむ雑木山 |
47 | 紫は水に映らず花菖蒲 |
48 | 乾草の匂いに染みて母若し |
49 | やつぱり一人はさみしい枯草 |
50 | 寒晴やあはれ舞妓の背の高き |
2024年4月20日 10時22分更新(随時更新中)