現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年3月24日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 朝まだき笊にあかあお唐辛子 |
3 | 朝風呂や羽化の時間を疾うに過ぐ |
4 | 朝みぞれ夕みぞれとてさやぐ木よ |
5 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
6 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
7 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
8 | 春雷や布団の上の旅衣 |
9 | 一灯へ人の息寄る峡の冬 |
10 | 朝日の早い家の青麦に老婆 |
11 | 海に出て木枯帰るところなし |
12 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
13 | 天仰ぎつづけて雛流れゆく |
14 | さはさはと夏来るらし雨も又 |
15 | 大寒の東京駅に人を待つ |
16 | あさまらのめでたき春となりにけり |
17 | 霧冷の足首頼りなく待てり |
18 | かたまつて薄き光の菫かな |
19 | せきをしてもひとり |
20 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
21 | 越の香を抱き白鳥の北帰行 |
22 | われの星燃えてをるなり星月夜 |
23 | 梨の花さて極楽をどう生きる |
24 | 望郷や秋に別れの嘘一つ |
25 | 子をもたぬをとことをんな毛蟲焼く |
26 | 剪定の枝のとび散る通学路 |
27 | 鷹鳩と化してまぶしい糸切歯 |
28 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
29 | 月下の猫ひらりと明日は寒からむ |
30 | たかむらに竹のさまよふ秋のくれ |
31 | ランドセル早や半額の新学期 |
32 | 棗にも晩夏したたり修羅の場 |
33 | 永き日や欠伸うつして別れ行く |
34 | 朝日に人山蛾いちめん流れゆく |
35 | 剪定をじっと見ている尉鶲 |
36 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
37 | 花ひらくこと知っていて雨匂う |
38 | 清々し欅若葉や姉見舞う |
39 | 考える人は考え昭和の日 |
40 | さくらさくら空に別れを惜しむなり |
41 | 山河けふはればれとある氷かな |
42 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
43 | 曼珠沙華抱くほどとれど母恋し |
44 | 愁いつつ春の地球のなか覗く |
45 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
46 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
47 | 口まげしそれがあくびや蝶の昼 |
48 | 散らし雨遅咲き桜満開に |
49 | 鳴くならば満月になけほととぎす |
50 | 口約束しただけなのに茎立ちぬ |
2024年9月20日 06時20分更新(随時更新中)