現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年10月6日のデイリーキーワードランキング
1 | 山雀や頬白ければ四十雀 |
2 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | 金木犀の音満ちてゆく夜明け |
5 | 運動会少女の腿の百聖し |
6 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
7 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
8 | 西鶴の女みな死ぬ夜の秋 |
9 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
10 | 携帯電話位牌のように下げ師走 |
11 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
12 | 蛙の目越えて漣又さざなみ |
13 | いわし雲おおいなる瀬をさかのぼる |
14 | いなびかり北よりすれば北を見る |
15 | ドア開き色なき風の中に居る |
16 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
17 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
18 | 原爆の街停電の林檎つかむ |
19 | つぶらなる汝が眼吻はなん露の秋 |
20 | 眠りても覚めても曼珠沙華の中 |
21 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
22 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
23 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
24 | 湯浴み後の木椅子へ峽の河鹿鳴く |
25 | 裏山に初東雲の蒼からむ |
26 | シクラメン花の裳をかゝげ初む |
27 | 広島や卵食ふ時口ひらく |
28 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
29 | ものの種にぎればいのちひしめける |
30 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
31 | 海女とても陸こそよけれ桃の花 |
32 | ヒロシマが大きな口を開けている |
33 | おそるべき君等の乳房夏来る |
34 | 白桃も月の暈をも傷つけたり |
35 | 桜貝大和島根のあるかぎり |
36 | 充電を終えし案山子に囲まれる |
37 | 冬枯の中を流るる水の照り |
38 | 高校生のゆるいネクタイ通し鴨 |
39 | 毬栗の触角悔にふれたがる |
40 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
41 | 松手入れすんで庭師の笑顔皺 |
42 | みちのくの伊達の郡の春田かな |
43 | 宵闇の末の松山より少年 |
44 | ひと月は列島花の輪廻なり |
45 | 光から生まれてきたり露の玉 |
46 | 沈黙も言葉のひとつ青りんご |
47 | ストレスのたまる松の木秋うらら |
48 | 日本の鬼門をにらむ案山子翁 |
49 | 春の雲蒙古斑いろやわらかく |
50 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
2024年9月25日 07時07分更新(随時更新中)