現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年12月16日のデイリーキーワードランキング
1 | 海に出て木枯帰るところなし |
2 | 月夜の葦が折れとる |
3 | 六月の女すわれる荒筵 |
4 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
5 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
6 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
7 | 老いし身にいつか童心寒雀 |
8 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
9 | 蛇逃げて我を見し眼の草に残る |
10 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
11 | 雪はげし抱かれて息のつまりしこと |
12 | 水際や青田に風の見えて行く |
13 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
14 | 秋の暮大魚の骨を海が引く |
15 | とまり木に隠れ心や西行忌 |
16 | 吹きおこる秋風鶴をあゆましむ |
17 | 広島や卵食ふ時口ひらく |
18 | 去年今年貫く棒の如きもの |
19 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
20 | にぎはしき雪解雫の伽藍かな |
21 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
22 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
23 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
24 | あをあをと空を残して蝶分れ |
25 | 入れものが無い両手で受ける |
26 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
27 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
28 | 分け入つても分け入つても青い山 |
29 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
30 | 春寒や貝の中なる桜貝 |
31 | 蒲公英のかたさや海の日も一輪 |
32 | 母を据え冬日より濃き水流る |
33 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
34 | アイスクリーム嘗めカンヴァスを離り見て |
35 | みちのくの星入り氷柱われに呉れよ |
36 | 勿体なや湯婆のお湯に火傷する |
37 | 沼はぎらぎら夫人とわれの性欲に |
38 | 納め句座切字が人の和を結ぶ |
39 | 一行の添え書に見る年賀状 |
40 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
41 | 日本がここに集る初詣 |
42 | 星空へ店より林檎あふれをり |
43 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
44 | 若鮎の二手になりて上りけり |
45 | 二上山をみてをりいくさ果てしなり |
46 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
47 | 夜桜やひとつ筵に恋敵 |
48 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
49 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
50 | ゆるゆると水恋ふ色に藍の花 |
2024年9月22日 08時58分更新(随時更新中)