現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年2月22日のデイリーキーワードランキング
1 | 一湾を眼下に望む鵙日和 |
2 | 鵙日和まっすぐ古書店まで歩く |
3 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
4 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
5 | 啓蟄や兄の戦艦浮上せず |
6 | かくれんぼ三つかぞえて冬となる |
7 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
8 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
9 | 日向ぼこし乍ら出来るほどの用 |
10 | 佐保姫をゑがく青墨もとめけり |
11 | 春満月防人の詩口ずさむ |
12 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
13 | 竜天に昇る暁雲輝やかし |
14 | 野火走るあしたはきっと血がきれい |
15 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
16 | シクラメン形のごとく偏頭痛 |
17 | 柊の花一本の香りかな |
18 | 永き日や欠伸うつして別れ行く |
19 | 一対か一対一か枯野人 |
20 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
21 | 啓蟄の庭を大きく掃きにけり |
22 | 霧青し双手を人に差しのばす |
23 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
24 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
25 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
26 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
27 | 竜天に登り近江に卵一つ |
28 | 若鮎の二手になりて上りけり |
29 | 雛飾りつつふと命惜しきかな |
30 | でいご咲く迸るもの空へ向け |
31 | 冬深し柱の中の濤の音 |
32 | 啓蟄や指輪廻せば魔女のごと |
33 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
34 | 下萌えぬ人間それに従ひぬ |
35 | ものの種にぎればいのちひしめける |
36 | 春や昔十五万石の城下哉 |
37 | 啓蟄のつちくれ躍り掃かれけり |
38 | 嵯峨野路の竹さわさわと春立ちぬ |
39 | 今日ありて銀河をくぐりわかれけり |
40 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
41 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
42 | 今年こそ恐れず怯まず捉われず |
43 | ITの今浦島や春寒し |
44 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
45 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
46 | 天よりもかがやくものは蝶の翅 |
47 | 彼岸会の氷菓正体なくなりぬ |
48 | 万緑や口ずさむ歌みな哀し |
49 | 被爆ドーム昭和忘れて忘れない |
50 | 啓蟄やアームストロングのぎょろ眼 |
2025年8月29日 05時20分更新(随時更新中)