現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年6月24日のデイリーキーワードランキング
1 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
2 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
3 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
4 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
5 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
6 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
7 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
8 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
9 | 蟻台上に飢ゑて月高し |
10 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
11 | 有りつ丈注いで残る西日かな |
12 | 星空へ店より林檎あふれをり |
13 | 菫程な小さき人に生れたし |
14 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
15 | 芋の露連山影を正しうす |
16 | せきをしてもひとり |
17 | なほ北へ行く汽車とまり夏の月 |
18 | ひと筋の光となりて梅雨の蝶 |
19 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
20 | かにかくに祈る深芹にほひ立ち |
21 | ありたけの木を眠らせて山に雪 |
22 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
23 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
24 | 流るるは春立つ水か枕灯か |
25 | ヨサコイソーラン梅雨無き国の夜は更けて |
26 | ぜんまいののの字をなぞる風の指 |
27 | 寝床まで月を入れ寝るとする |
28 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
29 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
30 | 馬酔木咲く丘は野となり丘となる |
31 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
32 | 日溜りを好む枯木の吹き溜り |
33 | 小流れに春足音の矍鑠す |
34 | 意気投合なのに花冷えなのかしら |
35 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
36 | 入れものが無い両手で受ける |
37 | こんなよい月を一人で見て寝る |
38 | 鎌倉を驚かしたる余寒あり |
39 | 魂を天に預けて瀧凍てる |
40 | 火渡りのもう戻れない列につく |
41 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
42 | 蛇穴を出て見れば周の天下なり |
43 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
44 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
45 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
46 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
47 | 冷蔵庫に冷えゆく愛のトマトかな |
48 | 沸き減ってお湯が濃くなる蟬しぐれ |
49 | 百幹に触れて忘れぬ花のいろ |
50 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
2024年9月23日 12時53分更新(随時更新中)