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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2022年9月5日のデイリーキーワードランキング

1

くろがねの秋の風鈴鳴りにけり
2

秋つばめ包のひとつに赤ん坊
3

方丈の大庇より春の蝶
4

囀をこぼさじと抱く大樹かな
5

菜の花がしあはせさうに黄色して
6

流れ行く大根の葉の早さかな
7

空といふ自由鶴舞ひやまざるは
8

泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む
9

背泳ぎの空のだんだんおそろしく
10

春や昔十五万石の城下哉
11

渡り鳥みるみるわれの小さくなり
12

千の手の一つを真似る月明かり
13

蟻よバラを登りつめても陽が遠い
14

秋の暮大魚の骨を海が引く
15

熟れそめて細枝のしなふ柘榴かな
16

語らいは遠き日のこと母子草
17

古希過ぎて一誌を興す雲の峰
18

ご先祖といふお荷物や墓洗ふ
19

家康公逃げ廻りたる冬田打つ
20

白牡丹といふといへども紅ほのか
21

たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ
22

ひとをそしる心をすて豆の皮むく
23

一切を抛擲し去り大昼寝
24

一日もの云はず蝶の影さす
25

蝌蚪に打つ小石天変地異となる
26

おおかみに蛍が一つ付いていた
27

妻抱かな春昼の砂利踏みて帰る
28

広島や卵食ふ時口ひらく
29

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
30

天平の骨壺据わる月見かな
31

妻二タ夜あらず二タ夜の天の川
32

にこにこと分らずじまひ生身霊
33

一枚の餅のごとくに雪残る
34

ふところに入日のひゆる花野かな
35

浴後裸婦らんまんとしてけむらへり
36

星空へ店より林檎あふれをり
37

萬緑の中や吾子の歯生え初むる -
38

古暦水はくらきを流れけり
39

びしよぬれのKが還つてきた月夜
40

冬菊のまとふはおのがひかりのみ
41

大寺を包みてわめく木の芽かな
42

海に出て木枯帰るところなし
43

やらふべき心の鬼も老いにけり
44

蜥蜴の尾鋼鉄光りや誕生日
45

螢籠昏ければ揺り炎えたたす
46

爺の目をよく見る子なりオリオン燃え
47

しんしんと肺碧きまで海の旅
48

クリスマス地に来ちちはは舟をこぐ
49

けふの月馬も夜道を好みけり
50

月光ほろほろ風鈴に戯れ


2024年9月22日 20時28分更新(随時更新中)
 

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