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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2014年6月28日のデイリーキーワードランキング

1

ほととぎすあすはあの山こえて行かう
2

なつかしや帰省の馬車に山の蝶
3

せきをしてもひとり
4

百色を使い果せり濃紫陽花
5

金剛の露ひとつぶや石の上
6

戦争が廊下の奥に立つてゐた
7

夕暮の橋が短かく青山椒
8

桐一葉日当りながら落ちにけり
9

水の地球すこしはなれて春の月
10

いなびかり北よりすれば北を見る
11

重ね着の中に女のはだかあり
12

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
13

万障が鉢合わせして濃紫陽花
14

薄氷の吹かれて端の重なれる
15

どの子にも涼しく風の吹く日かな
16

赤い椿白い椿と落ちにけり
17

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる
18

暗黒や関東平野に火事一つ
19

霧月夜美して一夜ぎり
20

初富士を隠さふべしや深庇
21

青蛙おのれもペンキぬりたてか
22

山桃の日陰と知らで通りけり
23

蓮の花仏心不意に近付きぬ
24

春雷や胸の上なる夜の厚み
25

鰻の日なりし見知らぬ出前持
26

滝落ちて群青世界とどろけり
27

病棟に仕掛けられたる濃紫陽花
28

ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯
29

乳母車夏の怒濤によこむきに
30

サイダーのシュワッと子供なくていい
31

夕立が洗つていつた茄子をもぐ
32

プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ
33

星空へ店より林檎あふれをり
34

炎天を駆ける天馬に鞍を置け
35

春愁やくらりと海月くつがへる
36

万緑の中や吾子の歯生え初むる
37

囀をこぼさじと抱く大樹かな
38

猪おどしあつてあたりの風騒がし
39

夏燕ななめ45度の空
40

枝豆を口に正論聞き流す
41

夜間飛行を眼にとめてうすくなる寝嵩
42

部屋割のいまだきまらず男梅雨
43

冬ざれやころろと鳴ける檻の鶴
44

暗黒や 関東平野に 火事一つ
45

跳箱の突手一瞬冬が来る
46

たまねぎのたましひいろにむかれたり
47

美しき距離白鷺が蝶に見ゆ
48

火の色に翼塗られて梅雨の鳥
49

熾る火に向かう面や薪能
50

別るるや夢一筋の天の川


2024年9月25日 09時00分更新(随時更新中)
 

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