現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年7月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
2 | あれもこれもこころのいろに雛祭 |
3 | 肉体は死してびつしり書庫に夏 |
4 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
5 | かげろふや丘に群がる兵の霊 |
6 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
7 | 皇国花火の夜も英霊前を向き |
8 | 天地水明あきあきしたる峠の木 |
9 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
10 | 一村のうすうすといる狐雨 |
11 | 海に出て木枯帰るところなし |
12 | 船の名の月に読まるる港かな |
13 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
14 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
15 | 八月や六日九日十五日 |
16 | 初蝶来何色と問ふ黄と答ふ |
17 | 天使祭棒パンと棒胸に抱き |
18 | 睡蓮やあをぞらは青生みつづけ |
19 | 吊革の海が傾く初電車 |
20 | 日の射して蓬の原に見送らる |
21 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
22 | ああ小春我等涎し涙して |
23 | 水枕ガバリと寒い海がある |
24 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
25 | 扇風器大き翼をやすめたり |
26 | 炎天を槍のごとくに涼気すぐ |
27 | 板の間にゆうべはありし桃一個 |
28 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
29 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
30 | 死のあとも花菜明かりはおさなしや |
31 | 冬の水一枝の影も欺かず |
32 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
33 | この雪嶺わが命終に顕ちて来よ |
34 | 酔うて幹押す青年旋盤大の枯葉 |
35 | しぐるるや死なないでゐる |
36 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
37 | 野鶏頭気の済むまでを立たせ置く |
38 | いま合掌すれば黄金のかたつむり |
39 | 海かけて裏雲仙の霞かな |
40 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
41 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
42 | 夏桔梗口すぼめしは針を吹く |
43 | ものの種にぎればいのちひしめける |
44 | まだもののかたちに雪の積もりをり |
45 | 単線の客少くて稲架日和 |
46 | せきをしてもひとり |
47 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
48 | 敗戦忌蝉より多い蝉の穴 |
49 | いま一つ椿落ちなば立去らん |
50 | 櫨紅葉 師の涙見し声聴きし |
2024年9月24日 21時30分更新(随時更新中)