現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2008年の年間キーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
3 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
4 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
5 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
6 | 姉の身に地割れ及びて水仙花 |
7 | 彼の世は親し風鈴がひとつ鳴り |
8 | ものの種にぎればいのちひしめける |
9 | 縄とびの寒暮傷みし馬車通る |
10 | 去年今年貫く棒の如きもの |
11 | 家毎に地球の人や天の川 |
12 | のぞきからくり泡だちやまぬ夜の廃液 |
13 | 除夜の湯に肌触れあへり生くるべし |
14 | 山陰や一村暮るゝ麻畠 |
15 | 男根担ぎ仏壇峠越えにけり |
16 | 初夢のなかをどんなに走つたやら |
17 | 夫にして悪友なりし榾を焼く |
18 | 颱風や守宮は常の壁を守り |
19 | 夏の海水兵ひとり紛失す |
20 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
21 | 水温むうしろに人のゐるごとし |
22 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
23 | 鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ |
24 | よく眠る夢の枯野が青むまで |
25 | からだの風景を鷹が舞っている |
26 | 死化粧して水色桔梗なりぬ |
27 | 海に出て木枯帰るところなし |
28 | 歳時記と二十世紀を見渡しぬ |
29 | 灯台のように遠くて裸足です |
30 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
31 | 枯木立月光棒のごときかな |
32 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
33 | とんぼ連れて味方あつまる山の国 |
34 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
35 | くらやみに蝌蚪の手足が生えつつあり |
36 | 小雪降るむかしよこはまふらんねる |
37 | おそるべき君等の乳房夏来る |
38 | 終戦の夜汽車愛と死立ちて読む |
39 | 春たのしなせば片づく用ばかり |
40 | ラガー等のそのかちうたのみじかけれ |
41 | 早苗饗のいちにち湯野の湯の熱き |
42 | それぞれの部屋にこもりて夜の長き |
43 | 色々の人々のうちにきえてゆくわたくし |
44 | あざけりを浴びるごと昼冴返る |
45 | 田に水が入り千枚の水鏡 |
46 | 鴨を煮て素顔の口に運ぶなり |
47 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
48 | いきいきと三月生る雲の奧 |
49 | 六月の真夜の家裂く金の馬 |
50 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
前の年を検索 | 2008 | 次の年を検索
2024年9月26日 23時55分更新(随時更新中)