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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2011年12月9日のデイリーキーワードランキング

1

なにはさて冬のはじめの朴葉味噌
2

使い捨てカイロ山積み日本男児
3

玉の如き小春日和を授かりし
4

海のほか海しか見えず実玫瑰
5

ものの種にぎればいのちひしめける
6

降る雪や明治は遠くなりにけり
7

引いてやる子の手のぬくき朧かな
8

とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな
9

女身仏に春剥落のつづきをり
10

啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々
11

秋灯や夫婦互に無き如く
12

鰯雲人に告ぐべきことならず
13

睥睨すマッカーサーのサングラス
14

冬蜂の死にどころなく歩きけり
15

秣食む音の響ける冬はじめ
16

海に出て木枯帰るところなし
17

木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ
18

金剛の露ひとつぶや石の上
19

三千の俳句を閲し柿二つ
20

去年今年貫く棒の如きもの
21

いくたびも雪の深さを尋ねけり
22

顔見世の楽屋入りまで清水に
23

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
24

果樹園がシヤツ一枚の俺の孤島
25

たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ
26

茱萸食むや傀儡もさらに老い行けり
27

初暦知らぬ月日は美しく
28

寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃
29

白牡丹といふといへども紅ほのか
30

万緑の中や吾子の歯生え初むる
31

春浅き水を渉るや鷺一つ
32

他郷にて影の溺るる洗濯場
33

龍の玉深く蔵すといふことを
34

小春日や石を噛み居る赤蜻蛉
35

空は太初の青さ妻より林檎うく
36

桑の葉の照るに堪へゆく帰省かな
37

立秋の紺落ち付くや伊予絣
38

夏の河赤き鉄鎖のはし浸る
39

眠らんとす汝静かに蠅を打て
40

空にこぼした答えもあるさオリオン座
41

帰るのはそこ晩秋の大きな木
42

てふてふや遊びをせむとて吾が生れぬ
43

新年の山のあなたはみやこなる
44

竜天に昇る暁雲輝やかし
45

無闇矢鱈に蒼い冬空医者通い
46

葉牡丹の渦かサラファンの唄か
47

しんしんと肺碧きまで海の旅
48

除夜の鐘天から荒縄一本
49

ピストルがプールの硬き面にひびき
50

闇汁の杓子を逃げしものや何


2024年9月21日 08時27分更新(随時更新中)
 

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