現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年10月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
3 | 雪虫に触れ昴りは少女のまま |
4 | 昔よりをとことをんな小鳥来る |
5 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
6 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
7 | いなびかり北よりすれば北を見る |
8 | 彼一語我一語秋深みかも |
9 | 葉桜の中の無数の空さわぐ |
10 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
11 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
12 | しづかなる力満ちゆきばつたとぶ |
13 | 鰯雲この一族の大移動 |
14 | 芋の露連山影を正しうす |
15 | 彦星やいつまで道徳的なのか |
16 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
17 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
18 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
19 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
20 | おそるべき君等の乳房夏来る |
21 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
22 | 開戦日耳を塞いで口開ける |
23 | 絵手紙のモデルとなりしヘボ胡瓜 |
24 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
25 | 青かりん落日なら掌で受けられる |
26 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
27 | 春山の底なる母の骨おもう |
28 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
29 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
30 | 袋角鬱々と枝を岐ちをり |
31 | 妻がゐて子がゐて孤独いわし雲 |
32 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
33 | 湯上がりのごと雲間の冬満月 |
34 | 水枕ガバリと寒い海がある |
35 | 鶫死して翅拡ぐるに任せたり |
36 | つまされる話に無力冬近し |
37 | 潰ゆるまで柿は机上に置かれけり |
38 | 柊の花一本の香りかな |
39 | 老いぬれば股間も宙や秋の暮 |
40 | 水打ちて夕星ひとつともしけり |
41 | 日矢移る先も時雨か九十九里 |
42 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
43 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
44 | 初蝶の舌のふるえを盗む水 |
45 | ふるさとの沼のにほひや蛇苺 |
46 | 冬隣余生を臍で考へる |
47 | 天国に遠いところでところてん |
48 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
49 | 村靜か玻璃戸に映る吊し柿 |
50 | ぬばたまの闇の牡丹の在りどころ |
2024年4月27日 15時20分更新(随時更新中)