現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年10月3日のデイリーキーワードランキング
1 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
2 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | 秋晴の運動会をしてゐるよ |
5 | せきをしてもひとり |
6 | 大き石あれば拝む菫かな |
7 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
8 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
9 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
10 | 日当りて一度またたく春の雪 |
11 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
12 | 鰯雲この一族の大移動 |
13 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
14 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
15 | まつさおな雨が降るなり雨安居 |
16 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
17 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
18 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
19 | あきかぜのふきぬけゆくや人の中 |
20 | これは時雨だ樅の木の謙虚な守り |
21 | 居待月天才群れを外れけり |
22 | 玉の如き小春日和を授かりし |
23 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
24 | 高い高いと子どもあやされ凍豆腐 |
25 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
26 | まなうらに薄き玻璃ある二月かな |
27 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
28 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
29 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
30 | 欠伸して呑み込みさうな朧月 |
31 | ものの種にぎればいのちひしめける |
32 | まづ拝む窓の遠富士初稽古 |
33 | 桐の花ここから先は神隠し |
34 | ちるさくら海あをければ海へちる |
35 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
36 | 望郷や秋に別れの嘘一つ |
37 | をとこ一人末枯れてなどゐられない |
38 | 秋晴や火口を落ちる砂の音 |
39 | 朝焼の雲海尾根を溢れ落つ |
40 | 頂上や殊に野菊の吹かれ居り |
41 | 春の日や あの世この世と 馬車を駆り |
42 | 半身は枯草の中道祖神 |
43 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
44 | 牡丹百二百三百門一つ |
45 | 青梅が闇にびつしり泣く嬰児 |
46 | 月光に深雪の創のかくれなし |
47 | 秋嶺へ心動かす旅ごころ |
48 | ねじ花科床屋のだんだらのねじり棒 |
49 | 山羊・羊絶壁の草喰いに来る |
50 | 明け易し右脳左脳の覚めきれず |
2024年9月26日 17時06分更新(随時更新中)