現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年7月13日のデイリーキーワードランキング
1 | 七十路や新しき事弥生道 |
2 | 首出して湯の真中に受験生 |
3 | オデッサもクリミアもゆめ雪の原 |
4 | 曲りたる時間の外へ蝸牛 |
5 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
6 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
7 | ものの種にぎればいのちひしめける |
8 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
9 | 星空へ店より林檎あふれをり |
10 | 十三夜乳首を紅く塗る狸 |
11 | 生きるの大好き冬のはじめが春に似て |
12 | 蝉時雨子は担送車に追ひつけず |
13 | 銀漢に触れて尾となる天塩川 |
14 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
15 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
16 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
17 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
18 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
19 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
20 | 赤富士の胸乳ゆたかに麦の秋 |
21 | やつぱり一人はさみしい枯草 |
22 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
23 | 来ることの嬉しき燕きたりけり |
24 | 手をあげて足をはこべば阿波踊 |
25 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
26 | ゆふさりの雪に風呂敷濡らさぬやう |
27 | 右の眼に大河左の眼に騎兵 |
28 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
29 | 春暁や水ほとばしり瓦斯燃ゆる |
30 | 衣をぬぎし闇のあなたにあやめ咲く |
31 | わらんべの溺るるばかり初湯かな |
32 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
33 | 奧白根かの世の雪をかがやかす |
34 | 素足にてのけふをたしかむる |
35 | うごかざる一点がわれ青嵐 |
36 | 果樹園がシヤツ一枚の俺の孤島 |
37 | 遠富士を文鎭にして寒波来る |
38 | たんぽぽや一天玉の如くなり |
39 | わが姿如何にや鷲の瞳の中に |
40 | 三伏の穢に鳴く荒鵜かな |
41 | 手のひらをかへせばすすむ踊かな |
42 | 咳をしても一人 |
43 | 独活捥いでくくんと倒れ河童の子 |
44 | 冬の水一枝の影も欺かず |
45 | 庭石に梅雨明けの雷ひびきけり |
46 | 春暮るる花なき庭の落花かな |
47 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
48 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
49 | 冷し中華妊るころの紅強く |
50 | 手にのせて火だねのごとし一位の実 |
2024年9月26日 23時37分更新(随時更新中)