現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年4月10日のデイリーキーワードランキング
1 | 蛇逃げて我を見し眼の草に残る |
2 | 一茶忌やいつもの雀路地に来る |
3 | 春浅しひそやかに来る齢の坂 |
4 | 胼ふえてますます光る指輪かな |
5 | 打ち水やちょっとそこまで逝きし人 |
6 | ちるさくら海あをければ海へちる |
7 | 空をゆく一かたまりの花吹雪 |
8 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
9 | 藍甕を敲きて秋思身近かにす |
10 | よろけては春の真中を行く棒か |
11 | あの世この世つりあふ春の時雨かな |
12 | 淋しいぞ雷神の足踏みならすは |
13 | ああ大和にし白きさくらの寝屋に咲きちる |
14 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
15 | 花に酔う人のうしろの馬笑う |
16 | どくだみや真昼の闇に白十字 |
17 | 黄泉の国 国花はシロバナヒガンバナ |
18 | ああといひて吾を生みしか大寒に |
19 | 花影婆娑と踏むべくありぬ岨の月 |
20 | カーブミラー冥府の道を写しだす |
21 | 地虫出づふさぎの虫に遅れつつ |
22 | ああ暗い煮詰まっているぎゅうとねぎ |
23 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
24 | ああと言ふもあつと思ふも秋の風 |
25 | 田遊びのあめのうずめのひろびたひ |
26 | 日本列島たちまちさくらさくらかな |
27 | くすぶりてゐしが一気に火の落葉 |
28 | 枯蘆のなかに立ちたる初詣 |
29 | 人はみななにかにはげみ初桜 |
30 | 俺に是非を説くな激しき雪が好き |
31 | アイスホッケー眉間の傷を勲章に |
32 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
33 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
34 | 青空や花は咲くことのみ思ひ |
35 | 山畑に月すさまじくなりにけり |
36 | 愛国心論じていたる日向ぼこ |
37 | 愛すべき私の未来寒卵 |
38 | 葉桜の中の無数の空さわぐ |
39 | 南都いまなむかんなむかん余寒なり |
40 | あやまちはくりかへします秋の暮 |
41 | おそるべき君等の乳房夏来る |
42 | アイスコーヒー来てミーティング中断す |
43 | 愛するは櫻紅葉のベンチかな |
44 | 人間に退屈しをり葱坊主 |
45 | をさなごのひとさしゆびにかかる虹 |
46 | をさなけく母となりゆく瞳のくもり |
47 | 逢うために母は銀河の駅に佇つ |
48 | 子のバケツ目高の下に鮒しづむ |
49 | 遠花火とりすがれるは夕布團 |
50 | 死*神と別れ風船虫とゐる |
2024年9月22日 07時29分更新(随時更新中)