現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年3月13日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 猫じゃらししゃららん即興音快調 |
3 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
4 | 水温み棒となりたる母の五指 |
5 | 白富士をわなげの的に裾野の子 |
6 | 越の香を抱き白鳥の北帰行 |
7 | 丹澤や曼珠沙華から暮れなずむ |
8 | 手の甲に覚えなき痣去年今年 |
9 | はつなつの切れ味のよい雲である |
10 | 春爛漫コンダクターの息づかひ |
11 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
12 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
13 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
14 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
15 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
16 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
17 | 遠富士に雲の天蓋雛祭 |
18 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
19 | 海に出て木枯帰るところなし |
20 | 梅咲いて庭中に青鮫が来ている |
21 | 素直なる心持つ日の花あかり |
22 | 春の野や隷書草書の顔歩く |
23 | 春暑し空席のない縄電車 |
24 | 階段を突き落されて虹となる |
25 | 落花掃き寄す詰まらなく立つ電柱 |
26 | 小さな楽器の熱風が来る |
27 | すかんぽや子牛の名札耳につけ |
28 | 一月の川一月の谷の中 |
29 | 歩を返す春愁の象同じ地に |
30 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
31 | 秋の暮大魚の骨を海が引く |
32 | 瀧しぶき齢ここまで伸びにけり |
33 | 噛みしめて深川飯も雁のころ |
34 | 野仏の屈みを直し風薫る |
35 | 学問の眉こそばゆき雲の峰 |
36 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
37 | 声という形見は古りずヒヤシンス |
38 | 本買へば表紙が匂ふ雪の暮 |
39 | 夏終はるさざなみ蹄跡のこし |
40 | 鬢付けの香の匂い立つ春あらし |
41 | マフラーを巻いて素直な首になる |
42 | 人の灯も五月の月も言もなし |
43 | あかあかと胸の深きに雪降りつ |
44 | 石笛花笛 風音を汲む柞原 |
45 | 我が声の吹き戻さるる野分かな |
46 | 我が肩に春の陽の降るナムアミダ |
47 | 蝌蚪の紐水が抱えし日を跨ぐ |
48 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
49 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
50 | 骸骨や裸木もあって花の山 |
2024年9月19日 08時05分更新(随時更新中)