現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年10月7日のデイリーキーワードランキング
1 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
2 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
3 | 芋の露連山影を正しうす |
4 | いなびかり北よりすれば北を見る |
5 | 雪のかがやき写楽絵のまづ浮かれ |
6 | ほろほろと山鳩鳴くや夏至の暁 |
7 | 夢に見よ身長十億光年の影姫 |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | 枯蔦となり一木を捕縛せり |
10 | さくら咲く山河に生まれ短気なり |
11 | 父祖の喜怒三角四角秋棚田 |
12 | 露草や飯吹くまでの門歩き |
13 | 白樺のまれにはななめ秋晴るる |
14 | 穂肥打つ稲の色視て空を見て |
15 | 亀甲の粒ぎつしりと黒葡萄 |
16 | 紫陽花や水辺の夕餉早きかな |
17 | 寒卵いのちあかりのありにけり |
18 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
19 | 食欲兆すさびしさ坐り直す秋 |
20 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
21 | 干し柿の渋みのとれた余生欲し |
22 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
23 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
24 | 早春の海鳴りそこに安吾の碑 |
25 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
26 | 青北風に事の運びを質さるる |
27 | 大阪やラムネ立飲む橋の上 |
28 | 水音と虫の音と我が心音と |
29 | 登り窯しんと静まる蝶の昼 |
30 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
31 | 末黒野の鴉の舌は赤きかな |
32 | 夜の顔にはぐれ山蛾が熱い熱い |
33 | もうなにも起こらぬ家の蚊遣かな |
34 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
35 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
36 | それぞれの寝覚めカワウソも兵隊も |
37 | 吾亦紅芒女郎花 みんな裏表紙 |
38 | 握手で逢い握手で別る夕花野 |
39 | 飽きるほど海を見てきて柏餅 |
40 | 能面の裏何もない芒原 |
41 | 天蓋のしだれざくらに立ち眩む |
42 | 障子しめて四方の紅葉を感じをり |
43 | 秋灯すどこの部屋にも夫居りて |
44 | 苗代の水を平らにして眠る |
45 | 雨粒のときどき太き野菊かな |
46 | 竜淵に潜む湯布院金鱗湖 |
47 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
48 | こぶしの実えごの実拾う空の雲 |
49 | 遠き日の君の温もり雪兎 |
50 | 幾千代も散るは美し明日は三越 |
2024年9月22日 19時31分更新(随時更新中)