現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年2月27日のデイリーキーワードランキング
1 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
2 | かりそめの世とは思はじ古稀の春 |
3 | 鱚釣りや青垣なせる陸の山 |
4 | 姫はじめ以後やっかいな美学かな |
5 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
6 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
7 | ひとりゐて刃物のごとき昼とおもふ |
8 | 落椿日月茫と過ぎゆけり |
9 | 日本がここに集る初詣 |
10 | ぎらぎらの朝日子照らす自然かな |
11 | なにほどの快楽か大樹揺れやまず |
12 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
13 | 天上も淋しからんに燕子花 |
14 | 菜の花や小学校の昼餉時 |
15 | ゆうやけこやけだれもかからぬ草の罠 |
16 | 夕星のいきづきすでに冬ならず |
17 | 大まかに生きて冬樹の空深し |
18 | 蛾のまなこ赤光なれば海を恋う |
19 | 浦上は愛渇くごと地の旱 |
20 | 鴬や洞然として昼霞 |
21 | 水鳥は翔つもの人は想ふもの |
22 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
23 | アテルイのづぶりと沈むやませかな |
24 | 日が暮れて暮れ残りたる赤い靴 |
25 | オリオンの腋下の杜や春浅し |
26 | きみ恋わむ式部納言の裔として |
27 | もう何処に立ちても見ゆる春の海 |
28 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
29 | 蓬摘む一円光のなかにゐて |
30 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
31 | 春暁や水ほとばしり瓦斯燃ゆる |
32 | 雛飾りつつふと命惜しきかな |
33 | 牡丹百二百三百門一つ |
34 | 昼顔の蔓やほどけぬ反抗期 |
35 | 中指は小指に遠し秋の暮 |
36 | みちのくの淋代の浜若布寄す |
37 | 六月の馬上にのこる鞭の音 |
38 | 拍手を打てば青田の歓喜せり |
39 | 生身魂縄文杉を称へけり |
40 | 魚獲ては男枯野の端通る |
41 | 川を見るバナナの皮は手より落ち |
42 | 野分なか海に隠した『資本論』 |
43 | やんはりともみづりて来し帚草 |
44 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
45 | 十一や男が点もす厨の灯 |
46 | 菜の花や菜の花色の汽車がくる |
47 | 寒月光吾が体内の祠まで |
48 | けふの月馬も夜道を好みけり |
49 | 気の狂れし人笑ひゐる春の橋 |
50 | 落葉踏む今日の明るさ明日もあれ |
2025年8月28日 16時10分更新(随時更新中)