現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年4月12日のデイリーキーワードランキング
1 | 太陽の出でて没るまで青岬 |
2 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
3 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
4 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
5 | 青天や白き五弁の梨の花 |
6 | 一枚の障子明りに技芸天 |
7 | 初湯殿卒寿のふぐり伸ばしけり |
8 | むつ五郎むつ十郎の泥試合 |
9 | かたつむり甲斐も信濃も雨のなか |
10 | 塚ひとつ包むがごとくつつじ燃ゆ |
11 | 山桜萬の蕾に鬼の息 |
12 | 湯気のたつ馬に手を置くクリスマス |
13 | 少年や六十年後の春の如し |
14 | 古きよきものに湯婆黒電話 |
15 | 鶯や前山いよよ雨の中 |
16 | ふりむけば季語はまぼろし麦の秋 |
17 | 逃げ水を追う老体の力こぶ |
18 | 神慮今鳩をたたしむ初詣 |
19 | 花ひらくように狂れゆく人といて |
20 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
21 | ちるさくら海あをければ海へちる |
22 | たんぽぽや一天玉の如くなり |
23 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
24 | 逃げ水やとうとう橋を渡したる |
25 | 若葉潮母はかなしきまで黙す |
26 | 雨粒のときどき太き野菊かな |
27 | 七十路や新しき事弥生道 |
28 | 銀漢に触れて尾となる天塩川 |
29 | 石ころも露けきものの一つかな |
30 | 踏まれても咲く蒲公英のど根性 |
31 | 鏡餅わけても西の遥かかな |
32 | 灰のように鼬のように桜騒 |
33 | 死ぬ蝶は波にとまりぬ十三夜 |
34 | 新宿ははるかなる墓碑鳥渡る |
35 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
36 | 爽籟や試歩伸ばし行く夫の背ナ |
37 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
38 | 冷え返るものの影置く糶り市場 |
39 | 黴の宿いくとせ恋の宿として |
40 | 紺絣春月重く出でしかな |
41 | 千の手の一つを真似る月明かり |
42 | 窓に他人の屋根また迫る朝の紅茶 |
43 | かげろえる川面に悩みを捨てようか |
44 | 生命と云う時間ください花万朶 |
45 | 今年こそ恐れず怯まず捉われず |
46 | たはむれにハンカチ振つて別れけり |
47 | 青葉寒身に一対の乳房かな |
48 | この新樹月光さへも重しとす |
49 | 捕はれしこと知つてゐる蝸牛 |
50 | 春愁や眉を細めに描いている |
2025年8月28日 00時05分更新(随時更新中)